「真剣に見ないのが正解、という褒め言葉」シニアイヤー バステトさんの映画レビュー(感想・評価)
真剣に見ないのが正解、という褒め言葉
ここから先はすべて褒め言葉。皮肉ではない。
ほんとに2022年に作った映画か?というような
定番なベタな展開が笑えてホッとする。
設定も、展開が気になる面白さがある。
2002年って、日本でも平成バリバリの時代で
なんとなくそこらへんのパワーって共感できる。
今と20年前、どっちの時代が良い、悪い、ではなく。
良いも悪いも表裏一体。
どっちの時代も一長一短。
最終的に、どっちの時代のいいところを集結してハッピー感はあった。平和な映画。
そんな難しく考えなくていい。
それで正解。
今の時代だったら世間全体に咎められるような、批判がくるようなことも、「学校」という場所を舞台にしたことで
批判の「トゲ」がちょっと柔らかくなる。
「世間からの批判」ではなく「教師からの注意」という範囲でおさめてるから。
しかもその教師も、元同級生。親友。
昔の時代の良さも、
今の時代の規律も理解しているという完璧な存在。
現代への皮肉さあり、笑
20年前の、ストレートな表現に爽快感を感じる自分もいる。
今の時代、快適になった部分もあれば
窮屈になった部分もあるね〜〜〜
そんなメッセージをラフに明るく感じれる映画。◎
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