アルピニストのレビュー・感想・評価
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フリークライミング、やっぱりすごすぎる。
全く理解できないスポーツ。死と隣り合わせすぎる。ただ、この若きアルピニストをみるとなんか少し理解できる気がした。理屈じゃないんだな、と。こういう結末を迎えても驚きとともにやっぱりな、と感じるのも事実。映像も想像以上な大迫力。ドキュメンタリーの醍醐味をみた。
ちゃぶ台返しとなり、冷えてしまった😱
あれほど孤高で隠棲的な登山家が、
クライミングスタイルの「フリーソロ」では全くあり得ない、二人でロープを使って、SNSに発信しながら消えてしまった。
それは、これから彼がやろうとしている登山への挑戦だったのか?
その果てに、救助隊の大捜索まで動員されたラストには興醒めをした。
冒険的登山とは、これが現実なんだろう。
好事魔多し、難関を成功し、自分のスタイルを見失ったのだろうか?
それにしても、彼の失敗は、彼が発した言葉は一時的な幻覚や妄想で、彼の業績も一時的な興奮による成功であり達成でしかないように思えてしまう。
まさに、カリスマ的な人柄に惹かれて彼のドキュメンタリー映画を撮った結果、
ちゃぶ台返しとなり落とし前がつかなくなってしまった。
そして、完成したのが無名の天才アルピニストの姿を記録した映画『アルピニスト』か?
ドキュメンタリー映画とは、無残なものだと感じてしまう。
人生の指南書
好きなこと、出来ることを見つけて見極めること、目の前のことに集中、丁寧に丁寧に会話しながら一歩ずつ積み重ねていく。そこにある自然に身体を馴染ませる、考慮して進んでいく。挑戦する。その純粋さにとても惹かれましたし、魅了されました。
まるで人生の指南書。なぜこの映画は心を洗われる感覚になるのだろう。自分がイメージするシンプルな生き方に似ている。
商業的ではなく見せ物でもなくただただ、大自然と一体になっていく、なっていたい。その稀有な姿を覗き見れて幸せでしたし、とても心が潤いました。
子育ての観点からも視野が広く、素晴らしいヒントがたくさんありました。
また、大自然の映像を大画面で見れたのもとても良かったです。
カメラワークも静寂と緊張感も素晴らしい。
もう一度見たい。
一つの生き方
笑顔を見て、ADHDだとすぐにわかった。
特有の表情をするからだ。
独特の目をする。
ADHDというのはバスケットネームで、その内容は広いようだ。
発達障害という表現もある。
山を純粋に愛し、承認欲求とは無縁の人
という言い方をする人も多いが、
実際はそれとは違うものだろう。
感覚的な飛び抜けた才能、瞬時に見極める判断、
勘、感性、体力、僕らではわからない恐怖の取り扱い法。。。
とてもわからない世界の人は、天才と読んで片づけるしかない。
今のおかしい世の中にストレスを感じないで
生きづらさを感じない人がいるとしたら
麻痺か病気だろう。
生きづらさの裏側にとてつもない才能があり
その向かう先を見つけられたのが天才アルピニスト、マーク・アンドレ・ルクレール。
冒険と呼ぶには、その背景に危険や死が無ければならない、あるいはそれがあるから人の心を揺らす。という意見は確かにそうだし、そうじゃないかもしれない。
マークのように定義しない生き方が良いだろう。
よく知らないどうでも良い他人たちにどう思われるかより、自分が自分をどう感じるか、どう考えるかが大切だし、いやむしろ、何を?を取り外して、感じることと自然に行動することで良いのかもしれない。
憧れる世界でもあり、人はそれを社会不適合と呼ぶだろう。
それが、マークの世界だ。
憧れるが決して凡人はそれを選択できないし、
彼らは選択したのではなく、そこに自然に向かっている。
クライミングをすることを薦めた彼の母は
大正解だったろう
普通の子供とは違い育てる苦労が多かった、それだけにとても可愛い息子を早く他界させることになるわけだが、彼にはその場所しかなかった。
それが幸せとか不幸せとかではなく、そこしかなかった。
親から見たら子に先立たれることほど辛い方はないが、そこしかなかった。
幸せとは幸せと感じることだと信じてきたが、
幸せと自覚しない無意識の状態の幸せという世界を見せてもらった。
全ては愛
マーク・アンドレ・ルクレール。
あの『フリーソロ』のアレックス・オノルドにクレイジーと言わしめた男。
彼はクレイジーでもなんでも無く、とても純粋に自然を愛し、登ることを愛し、冒険を愛した。
自分の身体を信じて、登る。
名声とかそんな事は関係なく、登る。
その証拠に彼は完全単独登攀にこだわった。記録でも名声でもなく、自分のために登っているからだ。
そしてテントの中では最愛の人へのメッセージを送り、早く帰りたいとも言うのに、世界初だとか前人未到だとか、そんな事は言わない。
そして頂上の景色の美しさに素直に感動し、君にも見せたいと言う。
そしてまた未登攀の崖を目指すのだ。
これは完全で純粋で壮大な愛の物語だ。
降りる時どうすんだろ?
高所恐怖症の私には信じられない勇気と行動。自分だったら、途中まで登って、下見て発狂。携帯で泣きながら救助要請・・・かなあ、と観ている最中ずっと考えていました。
しかし登坂している最中は何も考えない。生き抜くことだけ。だから下での生活がシンプルに思える。と言われていましたが、そうですよね。死と隣り合わせの体験をすると、本当に大切なことが見え、それ以外はどうでもよくなるんですね。どうでもいいことに毎日クヨクヨして行動出来ない自分が恥ずかしい。
凄くて残念で涙が出た
尼崎遠征の帰りに神戸で観賞。
断崖絶壁に命綱なしで挑むカナダの若き天才アルピニスト、マーク・アンドレ・ルクレールに密着したドキュメンタリー。
世界有数の岩壁や氷壁を、たったひとりで命綱もつけず登るというクライミングスタイルのフリーソロを貫いてきたマーク・アンドレ・ルクレールは、世界的な知名度はほぼ皆無だが、不可能とされていた数々の難所に挑み、新たな記録を次々と打ち立てていった。そんな天才にピーター・モーティマー監督とニック・ローゼン監督が密着し、雄大な自然に立ち向かい体力と精神力の極限に挑んでいるマークの姿を、臨場感あふれる映像で映し出した作品。
人懐っこい笑顔のマークが見せる驚異的な登山能力にビックリした。特に冬山で手袋も無しで岩の隙間に指を入れすスポーツクライミング同様の技を見せるシーンは圧巻。
なぜ山に登るのか、死に直結するような危険がいっぱいなのに、と、いつも言われることだが、その答えはわからない。
でも人に出来ないことをやりたいという気持ちは理解できる。
美しい恋人のブレットも居るのに、とは思ったが。
とにかく凄いの一言だった。
ハイキングレベルの山登り好きには想像できないし、やろうとも思わないが、凄い人がいたことを知れて良かった。
最後は、残念だった。
フリーソロ映像は圧巻の一言!!
自分は登山はするが、クライミングは若干高所恐怖症気味なのでしないが、面白そうだったので観に行った。
結果、フリーソロはヤバかった。命綱があって安全が確保されてても登りたくないくらい高い壁を命綱なしでスルスルと何百メートルも登っていく。一つのミスで命を失うこのスリルを楽しむかの如く、しかししっかりとした技術に裏付けされた安定の身のこなしと精神力は、もはや人間業とは思えないほど神々しい光を放っていた。それゆえに死と隣り合わせの無謀な行動にも思われて、フリーソロは世間的には認知されないだろうなとも思った。
これは憶測でしかないし、タッグ相手が悪かったということでもないが、皮肉なことにマークの最期がロープを使った単独でない山行だったことが、研ぎ澄まされた自然の感知能力を鈍らせた要因だったのかもしれない。
撮影に関して、どうやって撮影したのか、ドローンやロープを使って撮影したとしても、危険極まりないフリーソロの瞬間をあの臨場感で撮影するだけでもカメラ側にも相当な覚悟と精神力が必要だと思った。
なんにせよ奇跡的なリアル映像を観られただけでもこの映画には十分な価値があると思う。
下手なCGや特撮を超える迫力
ドキュメンタリー映画。
出だしの名だたるアルピニストの記録もビックリ。
そして本作主人公もロープ無しで崖を登る。
そして早い。
登山経験された事ある方なら、クライミングされなくてもこの凄さは理解出来るはず。
クライム中の記録は恐怖感すら覚える高度感。
CGや特撮使わずに生の実録の迫力が迫る。
そして誰もが思う、このようなチャレンジがいつまでも続かない事を。
ご冥福をお祈りします。
『マン・オン・ワイヤー』と相通じる狂気と紙一重の野望に寄り添う臨場感たっぷりのドキュメンタリー
名だたるアルピニストも一目置く男、マーク・アンドレ・ルクレール。その卓越した技術で世界有数の難所を次々に踏破しているのに世間にはほとんど知られていないレジェンドを2年渡って取材したドキュメンタリー。
見てくれはカリスマ性のかけらもないシャイな青年が少しずつ見せるのは常人には計り知れない努力の積み重ねで獲得した超人的な技術と強靭な精神力。絶壁を淡々と登っていく姿を捉えた映像にはスクリーンを眺めているだけなのにふくらはぎが痙攣し両手に汗が滲んでしまいました。
彼がなぜ無名なのかも次第に明らかになっていきますが狂気とほぼ見分けのつかない境地に至るその過程は、今はなきワールド・トレード・センターに無許可でロープを渡して綱渡りを敢行したフィリップ・プティを追った『マン・オン・ワイヤー』に描かれていたものととてもよく似ています。プティの野望には周囲がどんどんついて行けなくなりますが、マーク・アンドレの野望は彼の母と恋人のブレット、そして多くのアルピニストに支えられているのが救い。仲間の半分が事故で亡くなるという危険極まりない世界で生きるアルピニスト達の固い友情にも心が揺さぶられる力強い作品です。
この映像が残っただけでも意義がある
すごい題名だなって思いました。ズバリ「アルピニスト」。
<アルピニスト=登山家の中でも特に高くて困難を伴う山に挑む、高度な技術を持つスペシャリスト>だそうですが・・・その呼称を題名にするってことは「彼こそが!」って想いがあったのでしょうね。
なぜ山に登るのか?そこに山があるから。登りたいから登る。息をするように、食事をするように、生活の中に登山があるような本作の主人公「マーク・アンドレ・ルクレール」。「フローソロ」という作品でもノーロープのクライミングの目もくらむ恐ろしさと挑む者(アレックス・ホノルド)の理解に苦しむ勇気に呆気を取られましたが、本作はさらに上をいきます。でも、本作はびっくり人間紹介映画ではなく、稀有な登山家のドキュメンタリーです。そして心から登山を愛した一人の若者のかけがえのない記録(になってしまった)です。
「フリーソロ」を見た時の感想と違うんですよね。「フリーソロ」は難関にチャレンジするアスリートのドキュメントって印象でしたが。マークはそれはそれはすごいことを成し遂げておるのですが、無邪気なただ山登り、岩登りが「好き」って気持ちしか見えないのです。(登攀タイムなんか二の次ww)
「わー、あそこから登りたいなぁ、よし登っちゃおう!きっと楽しぞー!」みたいな。小学生の頃、走るのが大好きで大好きでいつも走ってて、運動会では一等ばかりだった友達を思い出しました。劇中ナレーションされてますが、登る姿は美しいです。どこにも力が入っていないようにみえ、スルスルと頂上に引き寄せられるように登っていく様は選ばれた人なんだろなって思うほどでした。映画用で撮影した素材しかないのでその実績に比べ映像は少ないですがインパクト大です。(いるとするならば)山の神様に愛された人なのではないか?と思うほどです。そう、本作はそんな稀有な人物を知る作品なのです。彼が登山に、山に、自然に注いだ愛情を見る作品なのです。後半、失った彼女が語ります。「ハーケンに彼を感じる」と。本作は彼女にとってのハーケン同様に、我々含めた世間の胸にマイケルの存在を忘れさせない作品となったと思います。いい笑顔で登るんだよなぁ。
製作サイドは当初はこういう作品内容にする予定ではなかったはずですよね。いきなり起きた訃報でこのような構成になってしまったんですよね。もし彼が生きていれば、もっともっと厚い内容に
なっていたと思います。残念ながら、作品としても志半ば感があります。仕方ないのですが。
ありきたりですが、神様に愛でられた人は、神様が早くに呼ぶんですね、、、きっと。バイク事故で亡くなったGPライダー阿部ノリックを思い出しました。しかし、ローブ有り、非単独登山で命を落とすなんて・・・皮肉でしかない。 R .I.P.
困難な事に挑戦し続けて、生きる事を謳歌して欲しい
標題が彼のブレットに残した言葉と映画の中で語られるが、僕はそれで良いと思う。
彼の素晴らしい所は彼の成し遂げた偉業だけではないと思う。映画からの印象しかないが、虚栄心が全く無く、プライドすらない。だから、とんでもない偉業をあっさりやってのけてしまう所に彼の良さがあると思う。
ラインホルト・メスナーやガストン・レビュファが登場したが、彼等は山で亡くなっていない。この映画の主人公の偉業と比べても、メスナーやレビュファが劣るわけではない。山で亡くならないで、長続きした山を楽しむには、この映画の主人公の方法は間違っているのかもしれないが。でも、彼の偉業を間違っているとは、僕は言えない。ほぼ誰にも迷惑をかけているわけではないのだから。加藤文太郎、植村直己、長谷川恒男、加藤保男。日本でも沢山の登山家が、偉業を残しつつ、この世を去っている。でも、それで良いと僕は思う。パイオニアワークかなぁ。
なぜ人は挑戦するのか
まず、とにかく絶景!山登りをする人間として、とにかく登りたくなる素晴らしい映像。
この映画を見て少し栗城ふみかずさんを思い出した。
この映画の主人公が紡ぐ言葉は全てがピュアで、とにかく山と向き合う事が人生の全て。SNSも携帯電話も介在しない究極のスタイルで山と向き合う先にある絶景は一塩だろう。
悲劇的なエンディングだったけど、それでもこういう人は居なくならないだろうし、情報と自己顕示欲と他者比較にどっぷり浸かっている自分から見るとすごく羨ましく憧れる人生。
そしてkishi bashiのマンチェスターが流れるエンディングが感傷と憧憬のようなものを高めてくれた。
命綱なしで断崖絶壁に挑む男に常識や理屈など通用しない!!
命綱なしで、いつ崩れてもおかしくないような断崖絶壁の山を登る男、マーク・アンドレ・ルクレール に密着し、その周辺の人物のインタビューなどをあつめたドキュメンタリー。
全く理解ができない……という人も多いだろう。同じ登山家の中でもフリーソロというスタイルには、賛否が大きく別れる。リスペクトする人たちも内心は心配している。
そもそも理解しようとしてはいけないのだ。命綱を付けても付けなくても、クライミングをする意味など、そもそもないのだから。そんなことをしなくても人生に何の支障もない。
それでは何故、クライミングをするのか……それは、単純に「したい」という欲求からだ。様々な理由をつけることで、その行為に意味を見出そうとするが、答えはシンプルだったりする。
しかし、命の危険性があるとなると、人は不安と恐怖の方が、そういった欲求よりも勝ってしまうからこそ、フリーソロというスタイルには手を出さない。
ところが、クライミングをすること自体が、本能となっていれば別。その行為自体が彼にとっては、食事や睡眠と同じく、人間という動物のもつ本能、つまりイドの一部に組み込まれているからだ。
通常の生活をおくっている一般人がそんな人物の心情に共感できるはずはないし、天才や異才というのは、対象の行為自体が、もはや本能の一部となっている者が多い。常人には理解できない思想や欲求を持っている変人でなければ、天才にはなれない。
作品自体は非常にシンプルで、構成どうこうというより、ほとんどの人が淡々と断崖を上る姿とインタビューで構成されている。
そこに魅力を感じるかというと微妙なところ。作品の出来がどうこうというより、好きな人はどうぞ!というもので、万人受けするような「見せるために魅せる」という演出はあまり感じられない。
生の満喫。自然に身を任せる。自然と一体。素晴らしい人生。
マーク・アンドレ・ルクレール
結論から言うと、その死によって「伝説」となった。生の満喫が素晴らしい。
基本、アナログ、清貧の清々しさ
「本当はブログ程度はやっているようだけど・・」基本SNS無関心、
単独行中心の岩壁、氷壁への挑戦。
彼こそ本当のクライマー
申し訳ないが「スポーツクライミング🧗=オリンピック」が非常に低俗に見えてくる。
純粋に「自然と向き合わなきゃ・・意味ない」と思わせる。
特に、名誉やカネを欲しがっているようには見えない。
もっとも著名な登山家は便宜上、スポンサーが必要なのだけれども
伝説の「ラインホルト・メスナー」も絶賛。
彼の「自然体」「特に難しいことは考えない」山との対峙⛰というか一体化。
基本軽装備、リハーサルなしの自然体すぎて、神々しい。
パタゴニアの「トーレ・エガー」
カナダの🇨🇦「ロブソン山」エンペラーフェイス。
高所恐怖症なら10億もらっても挑まない絶壁。
素晴らしい「自然体」の生き様、山の厳しさとのコントラスト
見事なドキュメンタリー
ただ「川口浩探検隊」ではないから、記録にも限界があってかえって生々しい。
アルピニストの鑑と言える。基本、重装備、高額を要するヒマラヤ山脈は向かなかったのだろね。
チーム編成が基本だから・・・
アナログで、車も🚙携帯📱も基本いらない潔さに打たれた。
大自然が故に撮影に限界がある。故に星⭐️⭐️⭐️⭐️4
でも心に残るドキュメンタリー。
取り憑かれた先にあるのは、悲劇か解放か
あるクライマーの人物像を様々な人達の証言から浮かび上がらせたドキュメント映画。貴重なのは過去の人では無いので、本人のインタビューもふんだんに取り入れられている点。これによりライブ感というか、同じ時間軸を生きている生の人間として、身近に感じることが出来ました。神々しいまでの映像は流石に圧巻の一言。スポーツとは一線を画した世界だけど、本人は飄々と「娯楽」と言い切っていたのも印象的でした。ラストは衝撃を受けましたが、自分には決してできない生き方や視点を垣間見ることができて良かったです。映画館を出た後は、硬い地面の上を歩いていることにすら感謝する思いでした。
マーク・アンドレ・ルクレールという天才クライマーの話。
極限に挑む無名の天才クライマー、マーク・アンドレ・ルクレールを二年間にわたり追ったドキュメンタリー作品。
命綱なしで断崖絶壁を登り、誰も登頂に成功したことのない山々に単独で挑み、次々と制覇していく。
名誉を求めない彼は、単独での登頂にこだわり、カメラの同行をも拒む。
しかし、死と隣り合わせの極限の世界に挑み続ける人間には、どこかで最後の瞬間が訪れる。
皮肉なことに、彼がこだわり続けたのは命綱なしでの単独登頂だったが、最後の瞬間は、知り合ったクライマーと二人でロープを使い断崖絶壁を登り、山頂に達した後、下山するときに雪崩に巻き込まれたというものだった。
どのような結果であれ、完全燃焼し、すべてを冒険に捧げ、短い生涯を終えた人生に悔いはないだろう。
その姿は美しくもある…。
ぜひ、劇場でご覧ください!
演出ナシでこんな完璧な
↑大変不謹慎なことは承知だが、最後まさかだったことで結果的に完璧なドキュメンタリー映画に、そして未来永劫語り継がれるモノに昇華した感覚に観賞直後に襲われた
大自然と自分との究極の対峙、公開中の“ビリーバーズ”の世界観とは対極的だ
自分がいる意味・人類がいる理由、この問いに近付けるのはどちらだろうか
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