「困難な事に挑戦し続けて、生きる事を謳歌して欲しい」アルピニスト マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
困難な事に挑戦し続けて、生きる事を謳歌して欲しい
標題が彼のブレットに残した言葉と映画の中で語られるが、僕はそれで良いと思う。
彼の素晴らしい所は彼の成し遂げた偉業だけではないと思う。映画からの印象しかないが、虚栄心が全く無く、プライドすらない。だから、とんでもない偉業をあっさりやってのけてしまう所に彼の良さがあると思う。
ラインホルト・メスナーやガストン・レビュファが登場したが、彼等は山で亡くなっていない。この映画の主人公の偉業と比べても、メスナーやレビュファが劣るわけではない。山で亡くならないで、長続きした山を楽しむには、この映画の主人公の方法は間違っているのかもしれないが。でも、彼の偉業を間違っているとは、僕は言えない。ほぼ誰にも迷惑をかけているわけではないのだから。加藤文太郎、植村直己、長谷川恒男、加藤保男。日本でも沢山の登山家が、偉業を残しつつ、この世を去っている。でも、それで良いと僕は思う。パイオニアワークかなぁ。
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