「一線を超えて突き進む人」アルピニスト shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
一線を超えて突き進む人
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常に一線を超えて突き進む人はある一定数いる。生命の危険を口にするものの、それだけの意味でしかなく、命の先にある虚空を求め続けている人にとって、現実的ではない非現実の山でしか意味を見出すことが出来ないのだ。この主人公はADHDということもあって、社会生活に辛さと不便さを感じている。そんな狭い中では何の意味もないし、生きる価値すら無いと潔くも自分の感性に従って人生を創り出して行く。誰もがそこに憧れと郷愁と不甲斐無さを感じるのだ。自然を相手にダイナミックに宗教をも越えた実感を得た者は見えないものを見つめ、届かないものに手を伸ばし、掴めないものを掴もうとする。そんな体験を誰もが出来る訳ではない。潔ぎよく生きれないのが人間だ。映像を通して、そんな超人を鑑賞出来ことは奇跡なのかもしれない。彼はもはやこの世にはいない。しかし、彼は間違いなく存在している。そんな気がするのは私だけだろうか?
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popi33さんのコメント
2022年8月20日
>彼はもはやこの世にはいない。彼は間違いなく存在している。
まさにこの事‼️
自分のシビアな時ミスせず!雪崩で悔しいだろう!
デモ死とはまさにこの事!
こう言う形で生きてる人に遺る‼️