「ひどい出来の映画」テラフォーム 侵略 ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)
ひどい出来の映画
冒頭で思い出した映画がある。
1971年制作のアンドロメダ…
あの映画は衝撃的だった。
未知のウィルスという斬新な発想もさることながら、
緻密なSF考証に基づき 作り上げられたウィルスの研究基地も
考察されていて素人目にもディテールまで科学的に完成度が高かった。
ところが当作品はといえば、設定が似ているだけ。
とても粗が目立つ。
例を挙げれば、
・現地調査は防護服を着てるのに、犠牲者の解剖は無防備。
ウィルスの疑いのある状況で、命しらずの無神経ぶり。
・細菌兵器のような匂わせ方だったのに、植物のような外見から
巨大化した途端に 精神乗っ取り、果てはバリア。安直すぎる
テラフォームなのに人間以外の生物を無視する展開にも違和感。
・主人公が幼児期に乗っ取られたとされるエピソードが穴だらけ
セキュリティが雑な軍事施設といい、通信施設のハッキングや
通信内容、DNA変異。全て表面的な羅列で薄っぺらい。
最も嫌いなタイプのいい加減なSF作品
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