ゴールデンカムイのレビュー・感想・評価
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原作未読でも楽しめる迫力
人気漫画の映像化は、色々な問題が起きやすいが、この作品は監督が非常にリスペクトをもって作ったと感じた。
あれだけの作品なので、2時間で詰め込むのは無理だが、世界観を残しつつ、戦闘の迫力や笑いの部分など満足。
杉元は原作よりもカッコいい山崎賢人。
馬車のシーンや川に落ちるシーンなど、冬場なのにスタントなしで自身で演じるなどプロ意識は凄まじい。
是非とも休みをしっかりとってほしい。
山田さんは原作に似すぎ。この役をやるために産まれてきたのか?と思うくらい。
矢本さんも素晴らしい。
続編が楽しみ
素晴らしい実写映画 山崎賢人など出演者の再現性、演技がどれも素晴ら...
原作、アニメ未読!
ある意味で面白く楽しいが
原作未読です
山崎賢人さん格好良いですが、衣装が全部おろしたて新品アイロンパリパリ
スケールの大きなテーマながら、冬山もアイヌ古村も小樽市街(全てが長屋横丁一筋で完結)もセット内でこじんまりと展開してて徒歩30分圏内の話?なのかと
原作を全く読んでいなかったので全く分からず鑑賞しました。ゴールデン...
違和感なく素晴らしい!!
エンタメの楽しさが詰まっている
明治末期、心優しい村の青年は、日露戦争で活躍して「不死身の杉元」と呼ばれるまでになる。
杉元は二百三高地で死んだ幼馴染との約束を果たすため、アイヌの埋蔵金を探す決意をするが、その為には、鍵を握る24人の元囚人を見つけなければならず、アイヌの少女アシリパに協力を求める。だが同じことを目論む連中が次々と現れ……
主人公をはじめキャラクターが魅力的です。杉元がだいぶ年下のアシリパに敬意を払って「アシリパさん」と呼んでいるのも良いです。劇画チックな敵キャラクターもみんな良い。
原作(未読)のきりりとした杉元に対して、山﨑さんは現代的で優し気な顔立ちなんですが、実際に観ると、かなり原作に寄せている感じでさすがです。山田さんも可愛くて凛々しいですね。
特殊メイクも良く出来ていると思いますが、CGの熊は距離感とか大きさとかに少し違和感がありました。
広大な北海道のどこかに眠る埋蔵金探し、異文化交流、激しいアクションに笑い、盛り沢山の内容をテンポ良く見せて、楽しかったです。個人的にはまだ先が長そうなのが気がかりです。
【CGの動物について思ったこと】
オオカミは犬みたいですが、笑い部分も担当してるので違和感はありません。
ヒグマについては、ヒグマが背後から襲い掛かろうとしているのに杉元がすぐに気づかないというシーンがありましたが、熊はネコ科の動物と違ってこっそり近づくことは難しいと思います。その代わりに、時速50キロ以上の速さで追いかけてきます。
あと、子熊が小さすぎです。熊は妊娠2か月で小さく生まれてきますが、パンダと同じでピンク色で熊に見えません。子熊らしい姿になる頃には、懐に隠せる大きさではないです。
些細なことなので、評価には反映してません。
テンポ感良し、アクション良し、お笑いも良い。
原作未読でタイトルは聞いたことあるけど内容も知らない状態で鑑賞。
主演が山崎賢人ということもありなんとなくこう言うアクション系のは「キングダム」あるしやらなくていいんじゃない?なんて思いながらの鑑賞でしたが、「キングダム」とはまた違った感じで楽しめました!
原作未読でも話はわかるし、普通に楽しめる作品
ただなんとなく思ってた想像は超えずただ下回ることもなく期待通りって感じでした。
原作ファンだとキャラのイメージと違うとかあるのかな?未読な分そういうところは何も気にならず鑑賞できました。
意外とギャグシーンなんかもあって、そこは予想外で楽しめたところの1つ。ゴールデンカムイってこんな感じなんですね。
また映画化の良さと言ったらアクションシーンだと思うけど、それも見応えがあり、また一戦してひと段落したらまた一戦と結構アクションシーンが多かった印象。
やはり山崎賢人が剣で戦うとどことなくキングダム感あったけど、敵の個性含め楽しめるアクションでした!
気になるところとしてはやはり続編は作られるのか??と言ったところ…
明らかに続編作る気満々な作品だったけど、
どうなんでしょ…?
いたのか白石!
原作が好きです!
実写化は怖いな…と思っていたんですが、玉木宏と舘ひろしさんが最高だな…と思って、観に行くのを楽しみにしてました!
ただ、観終わった今一番好きだったのは白石ですね…そういえば原作でも白石が好きだったな…格好良いキャラが多過ぎて霞んでた…
人がバッタバッタ死ぬ中で、白石のようなキャラは本当に癒しです…矢本悠馬もとても似合っていましたね…白石がいる…!と思いました。
ぬるっと妖怪白石、気持ち悪かったです(笑)
アシリパさんが大きくなっちゃったのは、仕方ないかぁと思ってはいましたがいざ観てみたら気にならなくなりました!かわいいねアシリパさん!
お話は、大きなすっ飛ばしもなく、楽しんで観られました。
今後出てくるキャラがラストにどんどん出てきてて、続編がとても楽しみです!
あとACIDMAN!!!!!大好きなんです!!!!!とても格好良かったです!!!!!今後も主題歌してほしい!!!!!!
私は早く土方さんの名言「いいか小僧ども〜…」が観たくてみたくてたまりません。
笑えたし、迫力もバッチリ
娯楽として楽しむ最高の映画
アイヌの遺した黄金を巡り、北の大地で繰り広げられる壮大な争奪戦を描いたお話。クセのある登場人物・壮大なストーリーに綺麗な風景と、観る者の期待に充分応えてくれる力作です。
原作の漫画は連載中から読んで知っていました。
連載当初は、突拍子のないストーリーに余り良い印象が
無く、斜に構えて読んでいたのです。・_・;
それが、実はアイヌの文化・風習をものすごく丁寧に
調べ上げて作品に反映している事、そしてアイヌ研究の
中川裕さんが監修している事などが分かり、マイナスの
イメージが払拭されました。・_・ハイ
そんな事はさておいて、このお話は…
杉本と出会ったアシリパさんが、味噌の美味しさに気付く
まで(=オソマだろう と疑いながら口にするまで ^_^;)
のお話です。 …って う~ん
嘘ではないけど この説明ではあんまりな気が…・_・;
仕切り直し。さて、このお話は… ・_・;;;
明治末の日本。
舞台は、蝦夷地から北海道へと名前を変えた北の大地。
そのどこかにアイヌが隠したという膨大な量の金塊。
それを手に入れようと繰り広げられる争奪戦。
その序章となるのが、今回のお話です。
原作は全31巻に及ぶ大作。 完結しています。 ほっ ・_・
登場する人の数がとても多い作品なのですが、この作品では
主要な人物がバランス良く登場する感じです。
なので、今後のためにもキャラ覚えましょう ♡ ・∇・ネ
(間違いなく続編があると思いマス ) …あと何本かな?
※
主な登場人物は、大きく3つのグループに分かれます。
簡単にまとめてみたのが、こんな感じ。
(全員は紹介できません。・_・; ゴメンナサイ)
■主人公たち(杉本&アシリパご一行様)
・杉本佐一(山崎賢人)
不死身の杉本と異名を持つ男。二百三高地の生き残り。
・アシリパ(山田杏奈)
アイヌの少女。狩りや山で生き抜く知識に詳しい。
・白石由竹(矢本悠馬)
脱糞王。…じゃなくて 脱獄王。(お約束です♡)
杉本とアシリパさんは、最後まで「良き相棒」として行動を
するわけですが、その出会いと、絆が深まるまでが描かれます。
白石も、話の最後まで関わる大事なキャラクターです。
■他の登場人物A(鶴見中尉ご一行様)
・鶴見中尉(玉木宏)
旭川の第7師団所属の情報将校。実はある壮大な企みが…
・月島軍曹(工藤阿須加)
鶴見中尉の忠実な部下。
・尾形百之助(眞栄田郷敦)
射撃が得意なスナイパー。生い立ちに隠された秘密が…
・谷垣源次郎(大谷亮平)
もともと阿仁マタギ。獣の狩りならお手の物だが戦は…。
■他の登場人物B(土方歳三ご一行様)
・土方歳三(館ひろし)
新撰組鬼の副長。函館戦争で死んだと思われていたのだが…
・永倉新八(木場勝己)
新撰組二番隊の組長。新撰組最強の剣士との評価もあるとか。
・牛山(勝矢)
鋼の額を持つ頑強な男。後に○ンポ先生と呼ばれるらしい。
この3つのグループに出たり入ったりする他のメンバーも
今後たくさん登場するものと思われます。が、
最初にこの3つのグループの代表を覚えておけば、理解が早
いと思います。
今後は、杉本・鶴見中尉・土方歳三を中心としたグループが
埋蔵金の隠し場所を記した暗号の収集合戦を繰り広げます。
(あれ? アシリパさんのコタンはどこにあるんだろう…)
◇
で、今作を観た感想としては…
面白かった。・∨・デス
映像(風景)が綺麗。
登場人物の再現性の高さ。
ストーリーが原作にほぼ忠実。
作品世界に浸りきった2時間と少々。
満足です。・_・♡
◇あれこれ
■再現度の高かったヒト
フチ(大方斐紗子)
アシリパさんのお祖母さん。
原作イメージそのまんま でした。びっくり @-@
鶴見中尉も土方さんも脱獄王白石も良かったですが
やっぱりフチが一番かも。
※フチは、原作の最終回にも登場する人物です。
この作品があと何本か作成されるものとして、是非
大方斐紗子さんがお元気な内にお願いしたい…
現在84歳と高齢でいらっしゃいますので ・-・。
「太陽の王子ホルス」のホルスの声を演じてから55年。
時の経つのはなんとはやいもの。しみじみ。
■ヘンな顔も頑張ったヒト
アシリパ(山田杏奈)
原作でもヘンな顔を沢山見せてくれるアシリパさん。
今作でも「味噌」にまつわるエピソード中心に、原作の
イメージに近い「ヘンな顔」を魅せてくれました。・_・
原作は漫画だけに、かなり強烈な表情も描かれます。なので
吹っ切れた演技力の持ち主でないと再現できないのでは…と
案じていたのですが、杞憂でした。熱演でした。
■印象に残ったアイヌの風習
フチが自分の首筋に、箸で掴んだ食べ物をもっていく動作。
自分の守護霊(先祖?)に捧げるのだとか。
先祖を敬う気持ちが、日常生活の中に溶け込んでいるのが
分かります。
そして、その意味をアシリパさんから教えてもらった杉本。
自分の首筋に、フチと同じように食べ物を持っていくのです。
相手の風習に敬意を表して、同じことを行う。
これって出来そうで出来ないことかもしれませんが、相互理解
のための第一歩になるのでしょうね。・_・
■話に出てきたアイヌ語(まとめ)
・アチャ (父) 今回はほとんど出番無しでしたが重要人物。
・フチ (祖母) 口の周りの入れ墨も再現されてました
・ニシパ ( 旦那) スギモトニシパ
・オソマ (ウ○コ)アシリパさんが連呼します ・∪・
・ヒンナ (食事に感謝を捧げるコトバ)ヒンナヒンナ♪
・レタラ (白) 白オオカミの名前。白石のアタマが好き。カブ
・コタン (村) 昔「コタンの口笛」を読みかけて挫折 … う~ん
・チセ (家)新津”ちせ”の名の由来はこれなのかな?_?
・カムイ (神)日本語と発音が近いコトバ、他にもあります。
・ウェンカムイ (悪神) 人を食ったクマの末路。 きゃー
◇最後に
冒頭でも書いたのですが、アイヌの文化風習を相当詳しく
検証して描かれている作品と思います。
杉本とアシリパさんが、互いの生活習慣や食文化の違い(※)
に驚きながらも尊重しあう、そんな姿を作品から感じられた
のがなんか嬉しいです。
次作以降も、そんな丁寧に作られた作品に期待してしまいます。
(※)杉本もアシリパさんも、リスが好き。
「リスは可愛いよね? アシリパさん」
「リスは大好きだぞ 杉本」
チタタプ チタタプ ♪ ・∀・
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
久々に続きが楽しみな映画観た!
最近の映画は続編が多い
私はマジョリティ感覚とズレている人らしい
実写版配役が発表されてからずっと観ようか迷っていた映画。理由は原作のファンで実写版キャスト(主に主人公)が自分のイメージとかけ離れていたから。公開からしばらく経ち結局観に行ったのは思いの外ネットでの評判がよかったことと、たまたま原作者様描き下ろしの入場特典がもらえたから。前者は自分の勝手な先入観で敬遠しているのはよくないだろうと反省したからだ。
以下ネタバレあり感想(あくまでも一個人の感想です)
まず肝である趣旨の捉えかたがもう違うのでは?
監督さん始めスタッフの皆さんはこの作品を「アクションもの」だと捉えているのかほぼアクションシーンばかりだったが、そこからもうすでに間違っているというかズレているというか。続編を視野に入れているらしく初回のこの映画は主要登場人物の顔見せとアクションで終わった。
ガッカリだった。
アクションがメインじゃない。アクションシーンは肝あってこその副産物だ。
制作陣が原作を読み込めていないからか、主人公俳優はアクションの特訓を頑張ったそうだがそれはそれ。まず杉元という人物をもっとちゃんと理解するための時間を確保してほしかった。キングダムの主人公とどう演じ分けているというのか。衣裳が変わっただけ?
杉元のオファーを受けるということは相当な覚悟が必要だと思うのだ。
途中主人公の回想シーンで戦争に行く前の主人公が出てくるシーンがある。戦争に行く前と行った後での演じ分けが全然できていない。これが一番ガッカリだった。戦争という、人を殺しても逮捕されない、むしろ殺せば殺すほど称賛されるという狂った世界線に足を踏み入れてしまった男の苦悩が「汚い仕事は俺がやる」とアシリパさんに言うに至った所以だろう。人を殺すということは倫理的だけでなくヒトを変えてしまう、それを抱え倫理や理性と日々葛藤しながら、迷いながら、戦争の味を忘れられない狂った人々と戦っていくのが杉元だろう。だからこそアシリパさんとのほっこり食事シーンが光るし読者も食事シーンを見るたびアイヌ文化へのリスペクトもさることながら「普通の」生活を杉元に与えてくれるアシリパさんに感謝する。杉元がずいぶん年下のアシリパさんを絶対に「さん」付けで呼ぶことはそういった尊敬の表れだろう。ゴールデンカムイはアクションシーンよりこういった丁寧に描かれた主人公の心情、アイヌ文化、カムイを奉り、私利私欲で自然から必要以上にいただかない慎ましい暮らしぶりが土台にあっての刺青人皮の謎、金塊はどこに? というギャップあるストーリー展開が魅力なのだと私は思っていた。
誇り高いレタラが軽く扱われすぎだったのもガッカリだ。あれなら出してほしくなかった。
今作品はこれから主要となるであろう登場人物を数秒程度ずつ映して、大御所の館さんとあとは主人公のアクションばかりで、いくら「原作と映画は別物」だとしても、こんな形でなら無理に実写になんてしないでほしかった。原作へのリスペクトが全然感じられない作品だった。どうして高評価なのか私には全くわからない。原作の上澄みをすくって寄せ集めているので(だから説明不足で「?」となるシーンも多々あるにせよ深く考えなければ)原作を知らないお客さんは楽しめるのかもと思う。
違和感がありません。
よく創られていた
原作、アニメも観たうえで鑑賞
公開前から言われていたキャスティングに関するネガティブな要素も動いてしまえば気にならなかった
アシㇼパを子役にしたら、続編、続々編を作っているうちに成長するから、同時撮影しないと違和感が出る
指輪物語やホビットのような予算はないだろうから、仕方ない
むしろ山田杏奈の熱演は良かった
一方で気になったのは、コスプレ感
北海道で砂金を求めて放浪しているはずの杉元の衣類はパリッとしてるし、アウトドアで獣たちを追う漁師でもあるアシㇼパも昨日今日おろしたてのような衣類
土方歳三のウイッグも、原作やアニメに寄せすぎで、レイヤー感が強い
そこが難しいところではあるけど、実写ならではの作り方もあるはずなので、次回以降に修正歯てもらえたら、と…
思いのほか良かったのが狼やクマなどのクリーチャー
ビジュアルはリアルな感じでも、動きが台無しで一気に現実に引き戻される映画もある
理由は獣にも演技をさせるから
人間は脚本や監督の演出どおりに動けるが、動物はそうはいかない
どこか無駄な動きや、演技し切れない部分がある
それをオミットしてCGで演技をさせると、途端に違和感がある
今回、とても驚いたのが、狼が止まっている間、所在なげな仕草を見せたり、演技をしてない演技をしている
本物の動物にやらせたら、たしかにこうなるかも!という動きだった
次作も観たいと思わせる作り方だったと思う
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