劇場公開日 2024年1月19日

「アイヌの埋蔵金を巡るバトル!」ゴールデンカムイ 映画ファンさすせそさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5アイヌの埋蔵金を巡るバトル!

2024年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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日露戦争の激戦地で敵陣への突撃から負傷しながらも生還した「不死身」の杉元佐一。
戦後北海道の地で耳にしたアイヌの埋蔵金の秘密を網走刑務所の脱獄囚たちが握っていると知り、
埋蔵金を求める他の勢力との壮絶な戦いが幕を開ける――

(※漫画・アニメ未履修者の感想です。原作との差異に基づく評価ではありません)
野田サトルが週刊ヤングジャンプにおいて連載していた漫画の実写映画化。
既にテレビアニメ化も果たし人気を博している。

感心したのはとにかく北海道の先住民アイヌの文化・風習に対する詳細な描写に驚かされた。
自然を喰らい頂く者としての感謝や畏怖、ルールには自然と共に生きる人の知恵を垣間見た。
杉元が出会ったアイヌの少女アシリパの狩猟の民としての知恵がサバイバルバトルにおいて存分に活かされる。

主人公である杉元をはじめてとして脱獄囚やそれらを追う他の勢力など一癖も二癖もある登場人物が繰り広げる争奪戦が痛快でおもしろい。

莫大なアイヌの埋蔵金を狙いさまざまな勢力が参戦し、誰が一番先に埋蔵金を手にするのか。
次作以降も厳しい北の大地を舞台にした熾烈な争いが期待できる。

映画ファンさすせそ