「ヒグマ最強」ゴールデンカムイ カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ヒグマ最強
原作未読
二百三高地、ヒグマとの格闘、白狼、アイヌ村落、小樽の街並み、荷台の上での格闘などセットとVFXがうまく融合できており、違和感なく楽しく観ることが出来た。
主演の山崎賢人はどうしても別の役柄の印象が強く、少なからず他作がチラつきはしたものの、そういった外野の声を一掃しようと時間をかけしっかりと役へのアプローチをしており、役者としてのプロ意識を感じた。
アシリパがアイヌ語やアイヌ文化をいちいち説明してくれて勉強になった。
矢本悠馬は大好きな俳優だが、本作でも期待以上のコメディリリーフぶりで鑑賞者へしっかりと印象付け非凡さを見せた。
玉木宏は気持ち悪くて不気味な役を脳から汁を出しながら熱演した。(何で生きてられるの?)
舘ひろしはそのマンガチックな顔面をここぞとばかりに活かし、十分以上にラスボス感を醸し出した。
エンディング間際でキャスト名が流れ、井浦新とあったので見逃した事を一瞬後悔したが、その後で確認できたので安心した。
事前情報も得ず、原作も読んでいなかったため、話がそこそこ進んだ後で刺青の脱獄囚が24人いると聞いて、はじめて1作だけで完結しないことに気づきガッカリした。
キングダムは1本目だけで諦め、沈黙の艦隊も2本目(あるのか?)以降観る予定はないが、本作は結構楽しめたので次も観てみたいと思った。
せっかくなので北海道の雄大さをもう少し感じたかった。
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