劇場公開日 2024年1月19日

「面白かったです。漫画とアニメ版は超えてないが、映画館で観て損なし。」ゴールデンカムイ くりくりぼーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0面白かったです。漫画とアニメ版は超えてないが、映画館で観て損なし。

2024年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アニメ版は視聴済み。その時点で「きっと実写化するのだろうな」と思いつつも、実写化したら失敗するだろうなと想像していましたが・・・。
とはいえ、映画.comでの評判が思いのほか良かったので観てきました。
その結果は、皆さんの評価の通りなかなか良くまとめてあり楽しめました。

まず配役がとても良かった。
各俳優さんがそれぞれのキャラを頑張って自分の物にした感じ。
私の勝手ながらベスト配役は
 「アシリパは橋本環奈しかない!」
 「脱獄王白石は千鳥の大吾しかない!」
と思っておりました。

いやいや、それがどうして。
山田杏奈(=アシリパ)、矢本悠馬(=白石)が好演しています。
最初の登場時点では、なんか違うかな~、なんて思った瞬間もありましたが、終わるころには他も含め全ての配役がシックリとハマりました。
配役した人も、それを演じた俳優さんもお見事です。

映像は最初の203高地の戦闘シーンが素晴らしかった。
邦画特有の陳腐さはなし。ハリウッド大作並みは言い過ぎかもしれないが良かったと思う。
ところが「熊」が出てくるシーンの熊は・・・ちょっと残念なレベル。

そして、漫画やアニメだと気にならないシーンが、実写だと急に残念になることが多いのですが、本作も熊との闘いのシーンはダメダメというか無理がありました。刹那的時間の流れと距離間が、漫画やアニメのようには描けていない。
ところどころ気になる点はあるものの全体としてはギリギリ許容できる範囲に収めてくれました。

映像 ★★★★ (冒頭の戦闘シーンだけなら★5だけど。熊がね・・・)
音  ★★★
物語 ★★★★
役者 ★★★  (気持ち的には★4か5を上げたいが、そこまでではない)
編集 ★★★★ (良い)
粗さ ★★★ (粗い部分はあるが、まぁギリギリ許容範囲かな)
総合 4.0

くりくりぼー