別れる決心のレビュー・感想・評価
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霧の中に あてもなく さびしく 私は行く
どうも、誰にも感情移入できなかった。しかも、カメラワークも、ミステリーにしては流れる音楽も好みではない。だいたい韓国では、警察官が元容疑者と交際することは許されるのか?警察が容疑者宅で暴れてもいいのか?捜査情報を自宅に持ち込み更に無防備に他人に説明するのは越権じゃないのか?運転中にスマホはいいのか?と納得のいかないところにばかりに集中がそがれ、とにかくやっぱり気性の荒い人たちだ、という日頃からの印象ばかりが思考を支配する。
ようするに、女に溺れて捜査を台無しにした刑事と、あなたの未解決事件になりたいとかサイコなことをぬかすヤバい女の話。霧に巻かれて感想もうやむやになったのはこっちのほう。
偏愛監督“パク・チャヌク”
私にとっては久しぶりのパク・チャヌク作品ですが、この監督の作品って自分にとって好きなのか嫌いなのか?、いまだによく分かっていない人なんです。作品自体は非常に観たくなるのですが、どの作品でも観た結果どれだけ理解出来たのか、よく分からないままという印象があります。
本作も観終わって自分がどれだけ理解出来たのか全然自信がありませんし、困ったことに面白い事は面白いのですよ(苦笑)但し、何が面白かったかを説明するのが難しいってことです。
映画を観続けていると、このタイプの作家が何人かいるのですよね(困ったことに)
更に本作の場合、私の最も苦手な“恋愛映画”でもあるってことで余計に難しかったですよ。
まあ本来“君子危うきに近寄らず”ってものですが映画の場合はそれだと面白くないので、“恋は曲者”の方をどうしても上位に置き、主人公は何かに取りつかれたり巻き込まれたりと制御不能になるというのがヒッチコック以来の娯楽映画の王道ではありますけどね。
自分には全く無い何かを見せられると、拒否するか好奇心を呼び起こされるかのどちらかなんですが、パク・チャヌクはそうした好奇心を刺激するのに非常に長けている人なのでしょうね。まあ、そういう何人かの作家の作品は大体はヘンな(魅力の)映画ばかりですよ(笑)
ある意味予想外
韓国映画っぽく
スリル&サスペンスでドーン!!かなと
予想して観たら
ん〜( ∩ˇωˇ∩) 途中で時間見てしまった。
激しくもなく、_( ・_・) ン? って首かしげるとこもあったりで、長く感じられました。
もっと短く分かりやすくの方が韓国映画らしいかな
「あなたが海に捨てろと言ったから」 壮大な愛の物語
サスペンスと見せて、1人の女の壮大な愛の物語
パク・チャヌク×タン・ウェイの化学反応が、新たなる傑作を生みだした
主演2人の運命に翻弄されるどうしようもなさが切ない反面、前半は気合いがから回る後輩刑事、後半は空気の読めない女性刑事にコメディ要素を持たせて絶妙な緩急を入れたことで、最後の悲劇がより強まった
スッポンに食われるシーンとか、役者が楽しんでる感半端ないし
刑事が海に捨てろと言ったから、彼女が愛の証に海に捨てたもの
彼の叫びを荒波が掻き消すラストシーンに漂う凄まじいまでの絶望
エンドロールの間、ずっと余韻が心で響いてた
愛はどこに生まれるのか。
2022年。パク・チャヌク監督。過去の事件に捕らわれて不眠症の刑事と、事故死した夫の死因に疑いを持たれている妻。次第に惹かれ合っていく二人だが、、、という話。
とりあえずある事件の解決を求めて進行していくのだが、ある結末をみた後、第二章があるのがポイント。愛の芽生えと愛の確認という具合。身体的な関係になっていないのが特徴。夢かうつつかわからない表現も含めて、キム・ギドク監督作品のような風合いがある。
愛の芽生えの段階では、容疑者と刑事だから、「見る―見られる」関係が相互に自然と成り立っている。刑事の側で職業倫理が崩れていく過程が、本人には愛の芽生えの自覚がないまま進行していく。とりあえずそのまま事件は終結する。愛の芽生えより職業や結婚制度を選ぶ形で。
愛の確認の段階になると、もう一つの事件が起こり、刑事の側に愛の自覚が芽生える。職業とか結婚制度とかを超えて、愛が生まれる時は生まれることに今さらながら気づくのだ。遅い。
晴れない霧の中で圧倒される作品
予告編を見て期待していました。
スピーディなカット割りの中で時間を前後入れ替えたり、回想シーン上に主人公を入れ込むテクニックや、物語上のキーでもある翻訳アプリなども含めて、字幕版では理解が十分に追い付かないところもあったうえで、お恥ずかしいことに最初のクライマックスでそのままエンディングを迎えるものと思いこんでいたため、その後の怒涛の展開に頭がついていかない状態になってしまいました。
作品そのものはとても好みだったため、急ぎ吹き替え版も見てきましたが、ようやく作品を理解できたように思えます。
とはいえ、すべてをわかりやすく描いているわけではないため、作中のイポの霧のようなモヤモヤの中にいるのも事実で、考察も進むし、ほかの人とと語りたいし、また見たくなる作品です。
クソ山やライオン岩海岸? など、あまり日本では見られない独特の風景美も興味深かったです。
そして、なによりタン・ウェイさんの派手すぎない美しさに終始圧倒されてしまいました。
「タン・ウェイさん好き」
今年27本目。
年が近い事もありタン・ウェイさん好き。
人をここまで愛する事ができると言う映画だと思います。大きいか小さいかは別にして誰でも経験ある出来事だと感じます。サスペンスですが韓国映画の作品を急がない、ゆったり流れる雰囲気がいい。
R指定じゃないパク・チャヌクなんて!
始めの方でヤラレちゃった女の子が「私を殺して」という場面があって、その伏線回収を見守っていたのだが。ラストの砂浜生き埋めってこと?
予告の最後の右下のGマークにちょっとやな予感はしてたんだ。パク・チャヌクはR指定じゃなきゃ、という先入観が強く、脱しようとしている頑張りは認めたいところだが、やはりドロドロを期待している人には物足りないのかな。「八百屋お七」を爽やかにされてもね…
"なんとも変態だった…でも、…"な映画
時間が経つにつれて徐々に着いて行けなくなり、正直もう訳が分からんうちに終わってた…そんな作品でした笑
もう一回ぐらい観れば、わかるかな…?
佐々木蔵之介!!
韓国映画ということで、気になっていたので観てきました。
んーー韓国映画やはり上手いなぁ!と感じる作品!
音楽・脚本はもとより、人物のキャラや背景の設定と言いますか。
韓国は土地の差別というか意識が強いのでしょうか…後は裏の風刺で、原子力やハイスペ男子の同じ顔(というか整形)、不倫(韓国でも話題⁈)等々、色々意味ありげでした。韓国の男性大丈夫でしょうか、心配になりました。
ノスタルジーな作品・雰囲気が好きな方は是非映画館でご観賞下さい♪
(日本なら佐々木蔵之介と、杏…かなぁ)
訂正:“綾瀬はるか”こそ適任!!
火サスの微笑でなく、森田失楽に寄せたなら。
チャヌクゆえ復讐系激辛濃厚に身構えるも放置されたまま幕。
小難しい火サスの微笑でなく、森田失楽な変態純メロ、神代四畳半に寄せたなら。
主役二人の艶と純度が良いだけに惜しい。
好悪差が大と冷静に許して次作を待つ。
ガンホドゥナミンシク抜きは寂しいがそこは支持しとくかな。
ずっーと引き込まれて
感想が本当に分かれていてこれぞ賛否両論。
2時間18分少々不安でしたが、わたしは一度も飽きる事なく引き込まれてしまった。とくにカメラワークとカット割。何がおきてもおかしくないという瞬間の連続・・なのに話そのものは静かに呼吸するように進行していく。
謎ときも,推理もいらない、これはゾクゾクするラブストーリー。
映画史の中でも屈指の繊細なラブストーリー
表情と目と息づかいだけで愛を描ける監督なんてそうそういない。
他のレビューでも見たけど1回観ただけで咀嚼できるようなレベルの作品ではないんじゃないかと思います。
監督に惹かれて観たけれど。
オールドボーイを期待したわけではないのだけれど、少し物足りない印象を受けてしまった。
刑事と被害者の妻の一言で言えば恋愛映画だった。
2人がひかれあいながらも離れて、そしてまた出会う。
ストーリーはそれほどインパクトはない。
殺人事件の容疑者でもある女性を張り込みながら、なぜか不眠症の男が深い眠りに落ちるところは、2人の魂の同調を感じさせられて、クライマックスに繋がるような気がした。
1番インパクトがあったのは最後に彼女が亡くなるシーン。こんな死に方は思いつかなかった。
なんだか海の泡のように消える感じが美しく、主人公の刑事の叫びが届くのではないかと思った。
薄幸そうな美女に振り回される男性は多い
幸が薄そうな女性が好きな友人たちがいる。一人だけではない。子育てと仕事の両立をがんばっているシングルマザーや、異国の地で働いている外国籍の女性とか、好みは微妙に違うが彼らが共通して発するのは「がんばっている」というワード。若干の薄幸とその状況に負けずにもがいている態度だ。つらい状況なんてなんのその!的な態度だと彼らの心を揺さぶることはないのだろう。本作を観ていてそんな友人たちを思い出してしまった。
中国系韓国人の妻が夫殺害の容疑にかけられ、捜査する中で刑事が惹かれていくという流れは「LAコンフィデンシャル」みたいな展開。いや、たしかにタン・ウェイは美しくて儚げで、それでいて男を手玉に取る魔性性も感じる。そりゃハマるでしょうよ。でも、ヘジュンって刑事があまりにも無防備すぎる。それでいてあまりにもオクテ。男としてそれでいいのか?と思うことが多かった。
でも、サスペンスとしての展開は悪くないし、最後も嫌いではない。ただ、全く何も浮かばないでいるのか?って問題は感じた。それと、物語の展開が若干わかりづらい。美しい風景とどんよりした風景の対比がよかっただけに、ストーリーテリングをもう少し丁寧にしてほしかった。
薄幸の女性に振り回されたいと思う男性はやはりやさしくて人がいいってことなんだよ。騙される可能性もあれば、ピュアな愛に生きられる可能性もある。博打性が高い人生だ。
昨日はブルーマンデー。
スタイリッシュに、思わせぶりに、意識高く淡泊な雰囲気で(熱く語らず)、犯罪サスペンスとしてオシャレに悲劇的な愛の結末を描いて、つまるところ『火曜サスペンス劇場』に成り果てた。ほいで、カッコつけすぎて、前代未聞の低視聴率を叩き出したとさ。
これはなかなか凄いな。
前半特に回想や説明時に時空を超えて本人がその場に居る、、という演出を多用してるせいで、そのやり方を理解するまでかなり観づらいというか混乱する。
あとヒロインが韓国語が上手くない中国人と言う設定で言葉のニュアンスその他、美味しい所が全くわからないのであった。
純愛の話ですよ。
真面目な刑事と犯罪者で運命の女。
どちらも立場やモラルや正義や欲望やら清濁入り乱れて板挟みになりもがきながらも、気持ちを育てて行く様が切ないわ。
映像的には死体や現場写真など死への暗示はフィンチャーの「7」とか思い出した。
しかし暴力やエロの描写は過激、過剰にならないように避けていて、それがもどかしい2人の関係を美しく儚く描けた理由かも知れない。
そう、ちょっとてんこ盛り過ぎだし、無理目だろ!とか、必要無いんじゃないかとか、、そのバケツじゃ無理だろ、、とか思うところもあるけどさ、、、新旧いろんな見せ方の組み合わせが、、なんか新鮮に感じたんだよなぁ。
そして私はラストでかなり悶絶しました。
2度見た方が良い映画。
海へ 捨ててください。
美しい建造物、山、海の映像。対照的に、グロテスクな犯罪場面の写真、死体や魚の眼、ザクロの断面など。。カメラワークも面白く、世界観に浸れる映画でした。
二人の言葉遣いが丁寧語だからか、恋愛感情も上品な雰囲気で、より切なく伝わってきました。
追記 今日、午前中に観た「コンパートメントNo.6」は、スマホがない時代設定だから出来上がった映画。こちらの映画は、iPhone、Apple Watch、Siriなどが物語の鍵になっていて、対照的でおもしろいなぁと思いました。
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