別れる決心のレビュー・感想・評価
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超絶変化球なメロドラマ
真面目な刑事と容疑者の女の恋愛の話 こんな単純な話なのに変わった映像やディテールのこだわりや奇想天外なストーリーのクセ強すぎ作品!
真面目な刑事は未解決事件を追うのに異常に執着していて不眠になってるんだけど
別件の事件の容疑者を捜査していく内に好きになってしまいます、
容疑者の女も徐々に刑事の事が好きになるのはいいんだけど、容疑者の女が嫉妬するのが刑事の嫁じゃなくて未解決事件に執着してる刑事なので、嫉妬の対象が未解決事件自体で事件を解決していって刑事の気を引こうとするとか変化球過ぎて面白かったです
映像の部分では死体の視点で見せたり 回想シーンの入り方とかが面白いです、
それと直接的なシーンが一切無いのに演出や仕草でエロくしてるシーンも多く取り調べシーンが完全にデート気分だったり変な描写も多いですね、
あと中国人であまり韓国語が分からないからアプリを使って言葉を伝えるシーンを効果的に使ってましたね、
それと狙ってるんだとは思うけど笑えるシーンとかかなりあって爆笑まではいかないけど ユーモラスなシーンが多く着地点が全く見えない展開だったので
かなり楽しめました。
しかし直接的な好きとか言わない恋愛モノで 霧の歌を歌うが 霧で見え方が変わるとか服の色が変わって見えるって部分も恋愛と一緒だよなあっと思わせたりかなり
わかり辛く恋愛描写を描いていますので細かいところまで神経張って観てほしいですね、
あと全てセリフで言ってしまうような事は無く心情を顔の演技のみで終わらせて考察させるような部分も多く一回見だけではわからない部分もあるし
2回見たときにやっと気付ける重要な会話とかもあるのでリピーターが多いのは納得ですが 説明不足過ぎて単純に理解出来なくて楽しめ無いから面白くないってパターンも多いと思うし賛否はかなり分かれるとは思います、ラストはある意味ハッピーエンドで容疑者の女の思う壺でしたね!
あと分かりずりいとは思いますが
前半は山パート
後半は海パートで 山と海に関する会話と合わせると案外あの会話は重要ですよ
あとパクチャヌク監督は一貫して恋愛モノを多く作っていて今までの中では割と設定的にはオールドボーイや渇きよりはこれでもまともな恋愛モノだったとおもいます最後に 別れる決心 てタイトルちょっと違うのではと思ったんだけど原題なんなんやろな。
考察が止まらない2人の関係性
試写会にて鑑賞。
ある事件で転落死した男性の妻(ソレ)と刑事(ヘジュン)の不倫のお話。容疑者となって取り調べをしていた2人がどんどん惹かれていく様がまた奇妙だった。
ソレの旦那さんは亡くなっているので「W不倫じゃないからよかったぁ」と一瞬思ったけど、不倫には変わりないと我に返った。
ソレについてだが、誘惑していく姿がまた魅力的。
中国人特有の発音の仕方で、普段聞き馴染みのある韓国語がネットリして聞こえた。そして何よりも目!!!
ソジュンをまっすぐ見つめる感じがいい!!!
2人の関係性で注目して欲しいところは
①ソジュンの洋服についているポッケ
ソレは一発でどこのポッケに何を入れているのか分かるが、ソジュンの奥さんは………
②2人が交わした言葉
2人は自分の言葉を録音し合っており、それがラストに大きく関わっていく
③ソジュンの変化
取り調べの時の出前、目薬、指鳴らし
独特なカメラワークと色彩、ストーリー構成で2時間があっという間で全く飽きなかった。不倫だと分かっていても、止められない2人の関係に胸を打たれた。
この映画は抽象的に物事が進むため、ぜひラストは他の人と考察して欲しいと思う。感受性が豊かな人なら考察が捗る作品だ。
海を愛するのは賢者であり、山を愛するのは聖者である
【崩壊】[ほうかい]崩れて壊れること…"単一"な映画監督ポン・ジュノ最新作は今までと違った方法で後世に残るような作品だった
韓国ノワールとはよく言ったものだが、こんなにしっかりと"ノワール"しながら、そうした言葉が内包しているものをもっと深い所へと導き、更新するような作品は見たことがなかった気がする。
撮影、編集、そしてユーモアによって独特なテンポを作りながら、至極真っ当な作りで(逆に)驚いた。今までの彼のフィルモグラフィーと比べたときに目に見える形での、性や暴力はかなり控え目ではある。が、それ故にかえって描かないことで際立つものがあった。本作の放つ男と女のなんとも言えない官能さみたいなものも。普段なら重要なところで足枷になることの多いスマホというアイテムをしっかりと組み込み、効果的に使っているのも印象的だった。賢い者は海を好む。
最年少で警部になったエリート刑事の妻はこれまた最年少で原子炉の要職に就いていて、順風満帆な主人公。白か黒かはっきりした世界で生きてきた彼が直面する、霧のかかったグレーの世界。そうした、出会うはずのなかった計算外/不都合な出会いが人生を狂わせていく。
絶対的に弱い立場にある女性、それが外国からやってきた人なら尚の事。何が彼女を"ファムファタール"たらしめるか、決して謎めいたものではなくしっかりとバックボーンやそこに至る過程を描いている。あなたの未解決事件になりたい…"中年の危機"も"クソ男に惹かれてしまう女性"も山頂から突き落とす。狩猟本能"追いかけられるより追いかけたい"男の性(さが)みたいなものもあった。
思惑通りの結末へ。永遠に忘れられない"不在の証明"が、何よりの存在となる瞬間。掌の上で転がされて、残された者の人生はこれを糧にして立ち直せるのだろうか?こんな消え方されたら生涯忘れられるわけがない。消えるヒロインの系譜。
設定は…
設定はドラマ「キリングイヴ」の構図〜からの、暴力性薄めて薄めてマイルドにし、めちゃくちゃねっとり、耽美に甘美に、非常に面倒くさく、じっとりじれったく捻れさせたラブミステリー。互いに懐柔したりされたり、し合ったり。
終盤振り返りでいつの時点から好きとか言わせちゃってるんだけど、それは言わなくてもよかった、と個人的には思う。気持ちがドライヴする転換点にはなってるのかもだけど、、、そっちの方がだいぶエロくなったと思う。
刑事側も、仕事としての理性保ちながら見かけ上は真摯に振る舞うので、一応安心して見れる。駆け引きそのものにはハラハラするけど。
ラストは、うーん…ファムファタール側がそのまま溺れて破滅に向かうのは、大きくシスターフッドに振り切った前作からのジェンダーバランスの均衡かもしれないけど…うーん。歯切れの悪い苦さだけが残る。
(原題)헤어질 결심
パク・チャヌク監督来日先行プレミア上映にて一足先に観て来ました。
愛には決心が必要ないです。自然だから。でも別れる時は決心が必要です。
未決事件になることで永遠になる。 この逆説的なものを見せる過程での俳優達の演技、映像美と音楽の両方が上品な作品でした。
タン・ウェイ(湯唯)が魅力的
パク・チャヌク監督最新作。
韓国と同時公開しているフランスで鑑賞。
日本語字幕無しなので内容を100%理解出来ていないが、独特なカメラワークや編集、演出が良かった。
韓国語と中国語を劇中で話すタン・ウェイは美人で、誘惑してくるような表情は魅力的だった。
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