劇場公開日 2023年2月17日

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「偏愛監督“パク・チャヌク”」別れる決心 シューテツさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5偏愛監督“パク・チャヌク”

2023年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

私にとっては久しぶりのパク・チャヌク作品ですが、この監督の作品って自分にとって好きなのか嫌いなのか?、いまだによく分かっていない人なんです。作品自体は非常に観たくなるのですが、どの作品でも観た結果どれだけ理解出来たのか、よく分からないままという印象があります。
本作も観終わって自分がどれだけ理解出来たのか全然自信がありませんし、困ったことに面白い事は面白いのですよ(苦笑)但し、何が面白かったかを説明するのが難しいってことです。
映画を観続けていると、このタイプの作家が何人かいるのですよね(困ったことに)
更に本作の場合、私の最も苦手な“恋愛映画”でもあるってことで余計に難しかったですよ。
まあ本来“君子危うきに近寄らず”ってものですが映画の場合はそれだと面白くないので、“恋は曲者”の方をどうしても上位に置き、主人公は何かに取りつかれたり巻き込まれたりと制御不能になるというのがヒッチコック以来の娯楽映画の王道ではありますけどね。
自分には全く無い何かを見せられると、拒否するか好奇心を呼び起こされるかのどちらかなんですが、パク・チャヌクはそうした好奇心を刺激するのに非常に長けている人なのでしょうね。まあ、そういう何人かの作家の作品は大体はヘンな(魅力の)映画ばかりですよ(笑)

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シューテツ