劇場公開日 2023年5月12日

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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像のレビュー・感想・評価

全49件中、21~40件目を表示

5.0素晴らしかった

2023年5月27日
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鑑賞方法:映画館

とてもいい映画だったのに、劇場がガラガラだった。内容が地味だからか、邦題の意味がわかりづらいからか。監督の子供時代を反映しているとのことだが、お母ちゃんをアン・ハサウェイに演じてもらうのはずるいのでは、と思った。主人公は少年だが彼ら世代に向けて作られた映画ではない。愛嬌もへったくれもない彼の演技がかえってリアルに感じられた。様々な関係性から彼を見守る周りの大人たちの描き方がとても真面目で、この監督の持ち味のような気がする。1980年のアメリカ、ニューヨークという時代性の出し方も面白かった。「ウォリアーズ」みたいな地下鉄スゴイ。だがノスタルジーに浸るような映画ではなく、社会の中で生きていこうとする子供を見つめているのがとても良いと思った。

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どんぐり

4.5苦い傷跡

2023年5月26日
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悲しい

知的

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hum

3.5ピンと来ない

2023年5月24日
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鑑賞方法:映画館

アン・ハサウェイとアンソニー・ホプキンスが 出演していることで鑑賞する気になった。 ほぼ予備知識を入れない状態で観た結果、 ピンと来ないまま終わってしまった。 ・1980~1981年頃の話 ・勉強があまりできない落ちこぼれの小学6年生 ・でも絵の才能がある 少年とその家族、同級生との話ではあるが 物語がどういう方向へ進んでいこうとしているのか つかみ所がなかった。 鑑賞後にちょっと調べてみたらジェームズ・グレイ監督の 少年時代を投影したお話だったようだ。 そもそもアルマゲドン・タイム(原題Armageddon Time)の 意味とは?ロナルド・レーガン氏が大統領に就任し、 軍拡した結果最終戦争が起こるのではないかと危惧する 声が上がった、その時代の空気を表していると思う(多分)。 少年は様々な経験を通して世の中が決して平等ではない ことを思い知らされるのだがそれがアルマゲドンと関係 あるのかというと今ひとつ分からない。、ユダヤ人・黒人等に 対する差別なども描かれる。アメリカで生まれ育った人なら 時代の空気やら何やらが説明しなくても肌感覚で分かるの だろうが日本で生まれ育った身にはやっぱりピンと来なかった。 アン・ハサウェイも良かったが祖父を演じたアンソニー・ ホプキンスはもっと良かった。中盤、少年が通う学校の 集会で卒業生(大出世した人物)から贈る言葉があった。 スピーチ役が知っている役者さんだと思ったらジェシカ・ チャステインだった。(カメオ出演)やっぱりこの人が 画面に映るとその場面が引き締まる。予想していなかった 出演にちょっと得した気分になった。 蛇足だが映画監督の自伝的なものではフェイブルマンズ (The Fabelmans)スティーブン・スピルバーグ監督 の方が面白かった。 いずれにせよ、後に才能を開花 させるような人物は学校の成績が良くなくても幼少の頃から 才能の片鱗を見せていること、良き理解者がいてくれた ことは共通していた。

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toshijp

3.5子供には厳しすぎる世の不条理

2023年5月24日
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鑑賞方法:映画館

世界は自分中心で回ってると考えている小6の主人公。だがこの世は不条理に溢れており、それを受け入れないと成功は掴めない。レーガン当選を背景に描くことで、トランプが選ばれた21世紀もこの不条理が存在し続けていることを鋭く示す。 鑑賞中は「さすがにお前らやりすぎだろ...」と思わずにはいられなかったが、鑑賞後冷静に自分の小学校高学年時代を思い返すと、人のことは全く言えなかった。彼らのように犯罪は起こさなかったが、大人は全員敵だと思っていたし、自分に出来るその時々での精一杯の抵抗をしていた。授業中嫌がらせを続ける彼らを「ガキだなあ」と見ていたが、全く同じことをしていました。自分こと棚に上げてすみません。 ただ、やはり犯罪にまで手を出すのはさすがにアウトとしか言いようがない。 不条理に押しつぶされる子供たちを描きたかったのだろうが、これでは単なる因果応報である。一線を越えない純真さが彼らにあるからこそ、不条理性が際立つのではないだろうか。 彼らが劇中取る手段と、伝えたいメッセージがうまくかみ合っていないと感じた。 おじいちゃんが言っていた「高潔であれ」はそういうことじゃないと思うぞポール!

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Jongo

4.0微妙ですね

2023年5月23日
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嫌いな人、多いでしょうね。てか、嫌いな方が正常だと思います。 後味悪いと考えるか、人生こんなもんよと諦観するか。 少年は全く媚びずに、可愛げゼロ、生意気でアホなクソガキで、みんなイラつくでしょう。 更にお父さんもお母さんもズレまくてって、共感性皆無。 ある種のシュールなブラックと考えて観ましたが、我ながら斜に構え過ぎで、素直に「何これ?」っていう方が支持されます。 ホプキンス翁以外は全員みっともない小市民だけど、冷静に考えれば現実にはこんな人ばっかりですね。その意味ではこの演出方針は正しいんでしょうが、あからさま過ぎるので「ヤダネー」ってことになります。 しかし翁の存在感圧倒的。残り全員集めた30倍くらい。格が違う。

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越後屋

4.0少年の人間としての人格が形成される上での黙示録の時・・・

2023年5月20日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

厳しい両親とイヤミな兄、大好きな祖父に囲まれて成長する少年・・・この映画はそんなありきたりな少年の成長物語ではありません。唯一の理解者だった祖父は死んでしまう。そして親友の黒人少年と一緒に働いてしまった悪事。少年は父親のコネで釈放されるが、黒人少年は1人で罪を被り、二度と会うことができなくなってしまう。少年は、普段通り学生生活を続けていく・・・。ここで映画は終わるのですが、この後少年はどんなふうに成長していくのでしょうか。おそらく黒人少年へのトラウマを一生抱えたまま・・・。「アンダーカヴァー」「エヴァの告白」「ロストシティZ失われた黄金都市」といった傑作をモノにしてきたジェームズグレイ監督が複雑な少年の物語をそつなく描いてお見事です。

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活動写真愛好家

2.5げんなり

2023年5月20日
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鑑賞方法:映画館

単純

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みき

3.0(原題)Armageddon Time

2023年5月20日
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ジェームズ・グレイ監督の半自伝的作品。1980年のニューヨーク、公立学校に通う12歳の少年ポールが「差別」を社会に教わった物語。結構重かった…

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AYK68

5.0祖父『Remember your past』or 父親『Not Look Back』

2023年5月20日
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鑑賞方法:DVD/BD
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Socialjustice

4.0戻りたくない時代

2023年5月19日
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ユダヤ人差別、黒人差別の醜さが延々と描かれていました。 幼過ぎてどうしていいかわからない主人公の少年に「高潔であれ」「戦え」と教える、ウクライナ出身のユダヤ人のおじいちゃんが素敵でした。 その祖父を、アンソニー・ホプキンスが演じているから、何人を地獄に送ったかわからない迫力があってたまらんかったです。 たぶん"The Clash"の「ARMAGIDEON TIME/ハルマゲドン・タイム」が元ネタかしら、と思ったら、テーマはまさにそれでした(作中にも曲が使われていましたし)。 差別だらけの不公平な世の中への批判、階級闘争を歌った曲だったはず。 さらに、レーガンが福音派キリスト教テレビネットワークで「核戦争のハルマゲドンが近い」と煽りまくっていた時代である、ダブルミーニングでありました。 監督の幼少時の実体験がベースになってるようですが、懐かしさとともにあの時代の酷さも思い出しました。 まだ第二次世界大戦の爪痕が大きく残り、東西冷戦で一触即発、五島勉の『ノストラダムスの大予言』で終末予想が席巻する時代。 親は理不尽で、社会は未成熟で、差別がまん延していた。 「昔はよかった」と美化しがちですが、あまりあの時代には戻りたくないとも思いました。

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コージィ日本犬

2.5おもんない

2023年5月17日
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鑑賞方法:映画館

この映画、勿論悪いというわけではありません。高い評価を付ける方がいることも理解できます。ただ、個人的な評価を、敢えて言葉を選ばずに言えば「おもんない(おもしろくない)」です。 主人公は12歳の少年ポール。教師は彼のことを「Slow(鈍い)」と評します。でも、私が思うポールは、自分の考える正しさと、どう振る舞うのが正解かをよく考える慎重さの表れなのだと思います。ただ、残念なことに少々不器用で相手をイラつかせるような、まさに教師にとっては思い通りにならない「面倒な生徒」です。そして、それこそが彼を悪循環に陥らせます。 まぁ、私も過去は少年でした。ですから、自分自身にも身に覚えがあります。そして子供(男子)の考えること、やることですから「ま、そうなるだろうね」という展開の連続で、観ていて思うことと言えば「自分も親を悩ませたり、悲しませた」こと。そしてそれをアン・ハサウェイやジェレミー・ストロングに重ねて観て「申し訳なかったな」と反省するうことくらい。とは言え、そういうのはこの映画を観るまでもなく、この歳になればよく考えがちですし、、、 うーん、1,900円(来月からは2,000円。。。)払って観るほどの作品ではないかな、と言うのが正直な感想です。この映画のファンの方が読んでたらごめんなさいね。個人の感想ですからご容赦を。 と言うことで、残念ながらもう書くことも思いつかないので、短いですがこの辺で失礼します。

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TWDera

3.5アンソニーホプキンスが良かった 役も良かったし、ぴったりだった

2023年5月17日
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アンソニーホプキンスが良かった 役も良かったし、ぴったりだった

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jung

4.0高潔であること

2023年5月17日
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主人公の少年はちょっとぼーとしているが、子供にありがちともいえる、夢想の世界に入っちゃうタイプ。この時代の教育方針では難しいタイプなのかな。 人生は不公平、不公平の中で高潔あることの難しさ、矛盾をどう折り合いつけていくかが大人へ道か?

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Oyster Boy

2.0退屈だった

2023年5月17日
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ひどくユーモアが無くて、 音楽やスローモーションの使い方も 全く合っていないように思えて 退屈な映画だった。 自伝だというが、 今この時代にやる意味が果たしてあったのか。

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JYARI

3.023-068

2023年5月16日
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鑑賞方法:映画館

“人生にはいい時も悪い時もある世の常だ” “高潔な人であれ” おじいちゃんの言葉は確かに孫の心に届いている。 “人生は不公平だ” “与えられたチャンスは受け取れ” 父の言葉もまた我が子に届いているだろう。 世の中は常に不条理と答えのない霧の中。 少年の心でどこまで受け止められるのだろうか❓

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佐阪航

4.5いい意味で後味が悪い映画。

2023年5月16日
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鑑賞方法:映画館

1980年代、アメリカでも日本でも、今より子どもの人権は守られていなかったとしみじみ感じた。 生徒を小馬鹿にし、尊厳を踏みにじる教師、自分の理想を押し付け、子ども自身を見ない親。 弱い立場の者への、言葉の暴力、力の暴力。 同時に、教師のいら立ち、親の子どもへの愛や不安を、大人の私は理解できる。 それらを、子どもに分かりやすく伝えることができる賢さ、余裕が大人の側にあればなあ。 一文無しでヨーロッパからアメリカに渡り、財を築いたユダヤ人の祖父は、孫のポールに「高潔な人になれ」と諭す。 アンソニー・ホプキンス、いい。 こういうおじいちゃん、一家にひとり欲しい(*^-^*)。 ポールは、少年特有の浅慮で、友人の人生を大きく狂わせてしまう。 父親によってポールは救出され、父親は「今日の自身の幸運をこれからの人生に活かせ」と説く。 この経験は、ポールの生涯の禍根になるだろう。 私にも、生涯の禍根がある。 そのことから学んだことは、「時を戻すことはできない、なら、選択するとき、2度と後悔しないように全力で選ぼう」ということ。 今では、その禍根は私の土台になっている。 この映画は、その時のすっぱい気持ちをよみがえらせ、私の中を底からかき混ぜた。 自分の中を再構築した気分。 私はまだまだ高潔な人ではないが、ポールは高潔な人になれますように。 この出来事を忘れないでと願った。

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のりたまちび

4.0北の国から

2023年5月16日
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鑑賞方法:映画館

人種差別のみがテーマであり、もちろん、アンソニー・ホプキンスが良かった。「北の国から」世代の私は純と正吉のあるエピソードを思い出した。

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hanataro2

5.0タイトルなし

2023年5月15日
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鑑賞方法:映画館

 半自伝的映画らしい、ノスタルジックな、私小説的語りが叙情的。主人公は発達障害か何かの問題を抱えていたと思う。  殴る父親は最低かと思われたが、後半、描き方は変わる。  最も最悪なのが私立の高校であることは明らかで、この映画のどこにも救いがなく、ホプキンズのおじいちゃんだけだ。その彼でさえ、ユダヤ人がサバイブするために私立高校を選択する。差別するやつはクズだといいつつ。このようなエリート校でいまだに黒人差別が行われているなら、なかなかさべつは変わらない。

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えみり

3.0最も偉大な差別の国

2023年5月15日
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悲しい

単純

難しい

1980年NYの一般的な白人家庭の次男坊で12歳のポールが差別を知り成長する話。 公立校に通い落ち着きがなくもしかして発達障害?な感じな6年生初日、同じクラスで2回目の6年生のジョニーと仲良くなり巻き起こっていくストーリー。 最初が酷すぎたからトイレの件からの環境変化で大人しくなったのは、何だか急激過ぎるし切っ掛けが弱過ぎる様に感じる。 今よりも更に差別があった時代において、友人が卑下され差別される様を目の当たりにして、ということは判るしそれを受けてのという物語自体は良かったけれど…子供とはいえ自身の行動を振り返って反省する様な感じもないし、謝まることもないしで、更に今回こういう結末になった訳でと引っ掛かった。

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Bacchus