「思春期の儚さ、危うさ、残酷さをここまで美しく描けるものとは」CLOSE クロース モトコさんの映画レビュー(感想・評価)
思春期の儚さ、危うさ、残酷さをここまで美しく描けるものとは
思春期のその一瞬一瞬はかけがえのないもので美しいものであるとこれまでも思ってきた。
しかし、その美しさには、儚く、危うく、残酷が含まれているからこそ、唯一のものなのであるということをこの作品によって感じることができた。
光の演出により、主人公の心情を表現し、
時間の経過を花を中心とした草木で表現する。
セリフで心情を説明するわけではなく、
思春期で混乱する心情を映像によって丁寧に表現された素晴らしい作品であった。
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