「【”ビザを得る事を願い、支え合う偽りの姉弟の強い絆を描く極力過剰な演出を避けたダルデンヌ兄弟ならではの作品。トリとロキタがお互いを想い奮闘する姿が沁みる作品でもある。】」トリとロキタ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”ビザを得る事を願い、支え合う偽りの姉弟の強い絆を描く極力過剰な演出を避けたダルデンヌ兄弟ならではの作品。トリとロキタがお互いを想い奮闘する姿が沁みる作品でもある。】
ー 今作は、ダルデンヌ兄弟ならではのBGMがなく、演技未経験者を主演させ、作劇を削ぎ落とした先の読めないサスペンスである。
尚且つ、世界が直面する人間の尊厳のあり方を問う作品でもある。
■アフリカのどこかの国からベルギー(と思われる。)へやってきたトリとロキタ。
ロキタは祖国にいる家族のため、ドラッグの運び屋をして金を稼いでいる。
偽りの姉弟としてこの街で生きる2人は、どんな時も一緒だ。
正規の仕事に就くため、ロキタはさらに危険な闇組織の大麻栽培の仕事を始める。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ダルデンヌ兄弟の作品は、常に弱者の視点で描かれる。
今作も同様で、必死に生きようとするトリとロキタの厳しき日々を(多分、手持ちカメラで。)写し出している。
・資料によると、トリとロキタは演技は素人であったそうであるが、全くそうは見えない。
ー 特に、大麻栽培施設で働くことになったロキタを案じる小さなトリが必死に大麻栽培施設に潜入する姿や、必死に大麻を売る姿が、観ていてハラハラするし、とても切ない。
彼が、夜の街を施設の自転車で疾走する姿・・。ー
・ロキタは母国の母親に送金するために、危険な仕事や人間として尊厳を失うことまでやっている。
ー ロキタは呟く。”私は、汚い・・。”
汚いのは貴女ではないよ!そんなことを遣らせる、優越的地位に居る愚かしき人々だよ!。-
<ラストは、哀し過ぎる。ロキタの葬儀でトリが葬送の言葉を述べるシーンは観ていて涙が溢れる。
エンドロールが無音になった後に、今作を観たモノは何をすべきかを、ダルデンヌ兄弟が強烈に問いかけてくる作品である。>
おはようございます~
いや、NOBUさんの言う通り断捨離もそうだし、いつ観るの?って、なかなか観る時間もないんですよね(笑)
ホント好きな作品は時間空いてる時観るんですが観ない作品の方が実際多いです。
もうちょっと絞ります!(笑)
おはようございます!
良かった作品は何か手元に置きたいでBlu-ray買いまくってます(笑)
12月予約分だけでも既に8本前後ありますね(笑)
自宅の映画、ドラマコレクションは400前後あると思います!
あと、高さ180センチのDVDラックも予備で買ってあります(笑)
明日からの新作楽しみですね~
おはようございます!
本作観たんですね~
私もBlu-ray予約購入してて先日届いたんですがまだ観てません(笑)
ストーリーしってるだけにちょっと観るのがしんどくて(笑)
昨日、届いた「テノール人生はハーモニー」を改めて観たんですが、やっぱいいですね!!
オペラに興味はないけど凄いな!ってことは分かります。