「苦しい」トリとロキタ みきさんの映画レビュー(感想・評価)
苦しい
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ポスターの美しさとintroductionに惹かれ鑑賞。
まず始めに、本作を鑑賞する際にはメンタルが
健康である時をおすすめします。
個人的にはかなりの胸糞作品であり
でもそれが現実なのだという事をこれでもかと
痛いくらいに突きつけられます。
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89分と短い作品でありながら終始、
胸が締め付けられ心が痛くなる…。
ある程度想定していた、いやできるラストでは
あったけれど、思わず声が出るほどに衝撃的でした。
(この日劇場にわたしだけ)
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どこか頭の片隅で描いていたトリとロキタの行く末は、
それこそ考えが甘く、それまでにこの世界観を
見ていたにも関わらず、現実が見えていない
そしてこのような事象に遭遇したこともない
(現実としてはあるのだろうけど表面化していない)
ぬるい国日本に住んでいるからなのだろうと
痛感しました。
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トリとロキタ役の2人がとても素晴らしかったです。
トリ役 #パブロシルズ( #pabloschils )と
ロキタ役 #ジョエリームブンドゥ ( #joelymbundu )は
本作が演技初経験というから驚きです。
本当の姉弟ではない2人が、生きるために
双方を強く思いやり支え合う姿もまた胸が締め付けられます。
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全国では3月に公開だったこの作品を
広島ではいま上映していて、それを劇場で観ることが
出来た事に感謝します。
そしてまだ劇場で観る機会が残されている方々は
ぜひ劇場で…。
そうでない方はぜひ配信で鑑賞してください。
ただし、元気なときにね。
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