劇場公開日 2023年3月31日

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「知らないという恐さ」トリとロキタ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0知らないという恐さ

2023年4月1日
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悲しい

単純

難しい

アフリカからベルギーに船でやって来て養護施設で暮らす少年トリと、施設を出て大麻の売人の手伝いをしている少女ロキタの話。

イタリアン料理屋の厨房で働く売人に雇われて手伝いをしているロキタにくっついて、一緒にハッパを配達して回る血の繋がらない弟分トリ。

本当の弟たちの学費を仕送りする為、そして移民ブローカーへの借金返済の為、ビザの無いロキタがより稼げる住み込みのお仕事をすることになって…。

そういう世界を肌身では知らないし日本人だからか、やはりそういう世界に足を踏み入れ様とするぬるいロキタの気持ちは理解出来ないし、仮にそうだとしてもトリにその世界の片隅みを見せてしまうのもなんだかね。
ロキタは年の分だけいくらかはヤバさが判っている感じだったのに。

マルゲリータの件から、どうやって帰った?という雑さをみせつつ、なかなかヤバイ匂いを醸し出していたけれど、なるほどそういう話しですか…。

こういうのは映画として嫌いじゃないけれど、これを受けて最後は何を想うのか、ここからどんな方向にも進む可能性があるし、ヘタしたら子供だし何も考えてない可能性もある訳で…。
全てをみせろとは言わないけれど、あまりにもぶった切り過ぎで、ただそういう空気をみせたいだけのエンタメにも感じてしまって勿体ないなという印象。

Bacchus
Bacchusさんのコメント
2023年4月2日

ゆうさん
そうなんですよね。
ドキュメンタリーじゃないのにまるでドキュメンタリーの様にぶった切りで、こういう環境とは遠い日本人的感覚では、これをみてもなあ…という感じなんですよね…。

Bacchus
ゆうさんのコメント
2023年4月2日

見ても何にも出来ないよと私もレビューがぶった切りになりました

ゆう