「マルナゲドン」コンビニエンス・ストーリー uzさんの映画レビュー(感想・評価)
マルナゲドン
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正直、意味が分からない。
例えば、耳打ちした内容が描かれなくても、察せられるような流れさえあれば、下手に固定させず想像させる意味がある。
けれど、この作品には一事が万事それが無い。
ジグザグという特殊な名前、机の下で踏まれる足、右腕を失った元従業員、妙なタトゥー、不気味な老婆、謎の男、江場土事件etcetc…
全部説明しなきゃダメなんて勿論言わないが、何一つ説明せず観客に丸投げするのは違うでしょう。
独特な世界観、不気味さを醸し出す演出や役者陣などは良かった。
特に感情が読み取れないながら、棒演技とも違う絶妙なラインに落としてきた前田敦子と六角精児には惹き込まれるものがある。
(敢えて言うなら、前田敦子は色気だけが足りない)
雰囲気だけのシーンがあってもいいが、伏線かと目を配りながら観たせいで(そしてそれが徒労だったせいで)、100分足らずが非常に長く感じ、疲れてしまった。
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