「亡き妻と共に人生の想い出を辿る最後の旅。」君を想い、バスに乗る レントさんの映画レビュー(感想・評価)
亡き妻と共に人生の想い出を辿る最後の旅。
人生は出会いと別れを繰り返し、そして人生の終わりを迎えるとき再会をはたす。
愛する妻と暮らした想い出の地ランズエンドへバスの乗り継ぎだけで目指す高齢者トムの旅を描く。それは人生におけるささやかな幸せと悲しみを辿る旅。
これはトムの孤独な旅のはずだった。しかしゆくところ様々なトラブルや出会いがあり、またSNSの影響で彼は一躍有名人に。しかしそんなことは彼にはどうでもよかった。
彼は愛する妻との約束を果たすために妻を想い出の地へと連れてゆく。
旅はまさに今までの妻との想い出をたどる旅であり、そこには淡い想い出からつらい想い出も。まるでそれは走馬灯のように人生を振り返る旅。
そして旅を終えた彼は愛する妻に再会し、二人を乗せたバスは死のない永遠の世界へ。
鑑賞中涙が四回は頬をつたった。年齢的にこの手の作品は涙腺を刺激する。
実年齢よりもはるか上の役をつとめた主演の方は素晴らしかった。
ちなみにSNSに動画をあげてるやつ、そんな暇あれば車を押すのを手伝え、酔っ払いのレイシストをバスから追い出せと言いたい。
最後の2行同感です。
若い頃はどんな夫婦だったのかなあ、最近はどんな夫婦だったのかなあ、と考えました。
映画ではありませんが、NHKのドラマ「ながらえば」を思い出しました。ちょうどティモシー・スポールさんの役どころが笠智衆さん、ということになります。
今晩は
今朝は素っ気ないコメントですいませんでした。(映画鑑賞前、直前だったので・・。)
今作の主人公を演じたティモシー・スポールを初めて劇場で観たのは「英国王のスピーチ」でしたが、余り印象が無かったのですが、「否定と肯定」で”アウシュビッツなどなかった”と主張する強烈な歴史学者を演じていて、”誰だ、この強烈な人!”!と思った事は良く覚えています。
この後、凄く楽しみにしているクリスティン・スチュワート主演の「スペンサー・ダイアナの決意」に出演されるそうなので、期待していますよ。では。