リバー、流れないでよのレビュー・感想・評価
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無限タイムリープの中で変わる天気が秀逸
2分ごと数十回のタイムループ。 初めの数回は「?」、徐々に笑いにか...
もう1つ何か欲しい
よく出来てるけど驚きはない
かなり話題になってるので鑑賞。
確かにタイムリープ系の中に笑いと恋愛とシリアスとファンタジーと全て詰まってよく出来ていた。
カメラを止めるな的な驚くオチを期待してたけど、驚きは特にない😅
あと酔いやすい私は画面酔いしてしまった💦
みんな役者のキャラが立っているのも良い‼️
ここ数年でワースト1の客層
まずは作品とは関係のない苦言を…涙
話題作・上映館少なめの作品の宿命か、ここ数年で間違いなくワースト1の客層。
スマホぴかぴか当たり前、上映中はぺちゃくちゃおしゃべり。とにかく最悪の客層でストレスMAX。
ただ!
このような普段は映画館で映画を見ない層を映画館に呼び込むことは本当に素晴らしいことだと思うので、これから観ようと思っている方は平日にする、早い時間にする、端の席を選ぶなど、自衛できることは対策打てれば…!と思い記載させていただきました。
作品内容は2分間ループという斬新なアイデアで面白かった!
ただ、主人公の抱える問題が自分的にはあまりハマらなかったので、ここがハマったらさらに楽しめたなぁと思います。
あとは、ループものでは最近だとマンデイズがとても面白かったので、ちょっと期待値が高すぎた部分があります。
カメラがぐわんぐわん動くので酔ってしまったのも残念!三半規管弱いひとは注意です。
ロケーション勝ちの低予算タイムループ映画
かなりの低予算で作られた映画としては、良く出来た作品だったと思う。こういったタイムループものかつ低予算作品では多いワンシチュエーションコメディではあるが、舞台となる旅館の中にとどまらず、向かいの離れや、建物沿いを流れる川の土手、更には旅館から少し離れた神社の境内など、行動範囲が広がっていくのは面白かった。旅館の構造や周辺敷地の高低差の特徴を生かして、建物の内外で階段を登ったり降りたりを繰り返すアクションが、展開を大きく躍動的に見せていて、観客側も息切れするような不思議な快感をもたらしてくれた。このロケーションがクオリティをかなり引き上げたと思うから、ロケハンスタッフを賞賛したい。同じ時間を繰り返しながらも季節だけは進んでいく設定も楽しかったのだが、あの雪はリアルに降っていたのか?降らせたのか?
「明日なんて来なければいいのに」という、主人公にとっては半ば怨念のような感情がタイムループのトリガーであると、登場人物達も我々観客も勘違いさせられるのだが、誰しもが共感する気持ちなだけに、そうは言っても5分毎に繰り返すくらいだったら明日が来る事を受け入れたいなと、ある意味ポジティブな気持ちにさせられた点もよかった。
昨年(2022)の映画「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」や、今年(2023)のドラマ「ブラッシュアップライフ」を見ていない自分だったら、もっと面白いと思えたかもしれない。
コメディ劇団ならではの"楽しい"映画?かな
「ドロステのはてで僕ら」(2020年)も、
そうだったけど、
今回も、企画に🌸◎!
加えて、編集、カメラワークが、秀悦!
天候の急変(雪❄️)をも、巧みにストーリーに
盛り込んでいる。
撮影は、☀️、☁️もそうだし
🕐🕒との勝負のはず!
現場での
スタッフ全員のドタバタ感が目に浮かぶ
😂😆
タイムリープごとに同じ設定で別の味
2分のワンカットを何度も繰り返す
タイムリープなので同じ設定だが、
同じ2分間は1度も無く、どれも別の味がする
登場人物の行動も、終わり方も、さすがでした
日々生活していて、今ここが急に自分の初期位置になったらどうするかとか考えたりして気になって楽しい
上田誠の発想力
アイデアを活かしきった快作だが、タイムループの「効用」が今一つ伝わってこない
タイムル゙ープそのものに目新しさはないが、その間隔が2分ということと、当事者全員がタイムル゙ープ前の記憶を保持しているというところがポイントか。
ループする各ターンをワンカットで撮影しているのが効果的で、短いようでいて、ある程度のことはできる2分間という絶妙な時間を、肌感覚で認識することができるようになっている。
さすがに時間を測ることはできなかったが、どのターンも、きっちり2分間で撮影されているはずで、決められた時間内で一つ一つのエピソードをまとめ上げたスタッフとキャストの苦労は想像に難くない。
繰り返されるワンカットのおかげで、舞台となる旅館の間取りと、その周辺の地理的な状況がすっかり頭に入ってしまい、撮影地を訪れてみたくもなった。
撮影時に、晴れていたり、雪が降っていたり、雪が積もっていたりしていたことを、「時間軸の違い」ということで誤魔化していたが、かえって冬の貴船の景色のバリエーションを楽しむことができて、それほど気にはならなかった。
一方で、当事者たちの記憶が残っているという設定は、一致協力してタイムループに対処しようという目的意識を早くから明確にし、物語をテンポよく推し進める効果を上げている。
特に、タイムループが始まってから、全員が状況を把握するまでのやり取りは、そのドタバタぶりを存分に楽しむことができる。
仮に、よくあるタイムループもののように、主人公だけが記憶を留めていたならば、それこそ短時間で同じようなことが延々と繰り返されるだけで、観る方にもフラストレーションが溜ったに違いない。
時間が巻き戻っても、登場人物たちの物語が進展し、それぞれの関係が深まるのも、記憶が継続しているからこそである。
ただし、そうした進展が、タイムループがあったおかげかと言うと、小説のネタを手に入れた作家を除いて、必ずしもそうとは思えないのところには、物足りなさが残る。
特に、物語の中核をなす仲居の女性と板前の男性のラブストーリーは、限られた時間内での逃避行やデートによって互いの理解が深まったのは間違いないだろうが、もともと親密な関係だったようだし、別にタイムループがなくても、そうなったようにも思えてしまう。
例えば、タイムループ前に、2人の関係が悪化していたことが描かれていたならば、タイムループを経験したからこそ2人が前向きになれたということが、より明確になったのではないかと、少し残念に思ってしまった。
楽しい。
SすこしF不思議な タイムリープコメディ映画
2分のタイムリープを36回、しかも、長回しで実際に測りながら撮影しているというこの作品、もはや新しい映画の手法だと思う。
そんなにマニアックなタイムリープモノなのに、笑えてちょっぴりグッとくる。
しっかりエモい作品に仕上がっている。
ヨーロッパ企画上田誠さんの脚本技が光る。
わずか2分、されど2分である。
劇団の真骨頂を見せてくれる、ヨーロッパ企画役者さんたちの演技が抜群によい。貴船ふじやという箱庭の中で、まるで舞台を観ているようだ。
2分を繰り返しながら、すこしづつ前に進む感じもよく、いつしか彼らを応援している自分がいる。
「あ〜あ、もう2分たっちゃうよ、ほら〜」
ってつぶやいちゃう。
京都貴船というロケーションも最高によい。
京都の劇団だからこそ、できた協力体制だと思う。
大雪という自然も加わって、まさに奇跡の映画になった。風景だけでもすごい。
この辺は、長回しも含めて前作のドロステから続く、山口淳太 監督の腕も確かだ。本当に完成して良かった。
なにより、視聴後感がとてつもなく良い。
(これ、僕が映画を作るときに、一番優先していたことなのだけど。)
SF物にありがちな、難しさはこれっぽっちも感じないのだ。
最後まで観ると、なぜ、2分がループしていたのかがよーくわかる。
「ああ、そうだったのか!」
となる、このなるほど感、これが大事だと思う。
ダメな作品って、観客置き去り設定ってよくある。そういうのが全然感じられない。
素晴らしい👍
この辺は、サマータイムマシンブルースやドロステなど、時間設定を作り尽くしている上田さんだ。
あえていうなら、
SすこしF不思議な
タイムリープコメディ映画だ。
上田さんのF先生リスペクトは、前作のドロステを観るとよーくわかる。
もっともっと広がって欲しい。
まだの方は是非とも一度観てほしい。
そして最後に一言だけ、
久保史緒里ちゃんが良いー😆
観た後に理解してね。
「みた?」「みた、みた!」という映画
上田誠さんの技が冴えてるね。
2分間でタイムループするんだけど、登場人物全員にタイムループした感覚が残ってるのが発明だね。
その設定で何を描くかというと、主人公の恋愛がメインになってくる。
周りの人の変化も少し入れて。
「タイムループするって分かってたらこうだろう」っていう小技がだくさん出てきていよね。
ラストでタイムパトロールの女の人が縁結びのお守りを見せるけど、あれは「地球と月の遠距離恋愛がうまくいくように、日本とフランスの遠距離恋愛を成就させた御先祖様のエピソードにあやかってる」っていう表現に見えたな。《四畳半タイムマシンブルース》だね。
《カメラを止めるな!》以降、「新しい構造の作品を観たい」という要望が多くて《ドロステの果てでぼくら》《MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない》なんかが出てきたね。
それぞれ面白いから観るというのもあるけど、「みた?」「みた、みた!」と言うために観てるところもあるね。
それが新しい鑑賞体験として良いのかどうかは、少し気になったよ。
可愛らしい映画
上映規模が非常に小さい割に評判は良いこともあって、日曜の名古屋市内の劇場はほぼ満席だった。
他人の笑い声が気になるタチなので、コメディタッチの作品は苦手、という前提で感想をお読みください。
2分という短いタイムループで、当事者達が全員それを自覚している・記憶が残るという辺りや、「次のターン」「初期位置」という言葉のチョイス含め、前半は多少興味をひかれた。
ただ、最終的に私には「それだけ」って感じ。
演劇が元にあるということもあってか、いかにも、なコメディ…というかコント的演技が気になってしまうし、ループによって雪が降り出したり積もってたり全然寒そうに見えなかったり、と順不同。作中では「世界線が違う」っていう程度の説明があるけど、これが物語として意図されたものなのか、ただの撮影中のアクシデントなのかもよく分からない(多分後者なんだろうし、それも「オモシロ」の一つとしてアクセントになると踏んでたんだろうけど)。私にはこういうコトがすごくノイズになった。
主人公と逃げ出そうとする調理師の男性が「フランスに行きたい」って話、特に具体的な説明もないけど、結局この物語の謂わば発端なんだから、もう少しちゃんと丁寧に描写してくれないと、この二人がただ混乱を招いているだけに見えてしまう。(冒頭で「何かある」と匂わせてるだけに、その後を丁寧にして欲しかった。)
全体的に、この作品では登場人物がそれぞれ「この人はこういう役割」みたいな『型』を演じているだけで、そこに「人間がいない」感じがして、起きるコトも一つ一つが単なる「シーン」として消化されていく。結果として私は誰にも心を寄せることができなかった。
あの冒頭に出てくる美少女も、もう少し出し方があったんじゃないかなあ。
あんなに印象的に登場したら、「いつ出てくるの?」って思って待つのが当たり前で、そうなると今目の前で進んでいるドラマが軽視されてしまう。
「彼氏が○○にいて…」
こういうところのチョイスも、個人的にはセンスが古いと感じる。
せっかくの「貴船神社」ももっと生かせたんじゃないかな。
幸い、主人公の女性が憎めないタイプのキャラクターだったので全体を緩和してくれてたし、そのお陰で「可愛らしい映画だな」って印象にはなっている。
決してつまらないとは思わない。
長尺のコントドラマを観るつもりだったら楽しめそう。
上田誠はまだまだループすると思う
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