リバー、流れないでよのレビュー・感想・評価
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面白く見ました
(完全ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
※本来の長いレビューを書く時間が最近ないので、短く
今作の映画『リバー、流れないでよ』を面白く見ました。
映画『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』に似たタイムループものですが、今作は2分でループするストーリーになっています。
この2分ループというのがミソで、ある1エピソードが平凡だったとしても必ず2分で終わりが来るので観客は先を見据えて次に期待することが出来ます。
つまり2分ループのおかげで中だるみが排除されているのです。
とはいえ、2分ループの初めの原因として示された、主人公・ミコト(藤谷理子さん)が彼氏の料理人・タク(鳥越裕貴さん)のフランス修行を止めたい想いは、可愛らし過ぎとは思われました。
また、2分ループの本当の原因が、タイムパトローラー・ヒサメ(久保史緒里さん)の乗って来たタイムマシーンの故障という展開も、ちょっとハートフル過ぎないかとも正直思われました。
とはいえ、途中おそらく撮影期間中に降った積雪を、(予算の関係でしょうが)そのまま逆に時系列吹っ飛ばして利用している姿勢にも好感持てましたし、全体に流れるほっこり感は映画の良さにもなっているとは思われました。
映画界の全体でみるとその予算規模も相まって個人的な星評価は今回のようになりましたが、十分面白さある映画だと一方では思われました。
p.s.映画の舞台となった旅館は、主人公・ミコト役の藤谷理子さんのご実家なんですね。
それを合わせて、この映画がいかに出演者・スタッフの熱い想いで出来ているかが伝わる気がします。
そしてそういう情熱あふれた今作の映画がヒットしていることも、本当に素晴らしいことだと私的にも思われています。
かわいい!
これは藤谷理子さんを観る映画ですね。この方を(失礼ながら)私は今まで存じあげなかったのですが、いやー素敵な女優さんですね☺️しかしあの川っ辺りで何回撮り直したんでしょうね(笑)同じシーンだけど同じ演技は一つもないのを観て、エンドレスエイトを思い出しました。笑えてちょっと甘酸っぱいような爽やかな映画でした。
120秒で何ができる?
2分間のタイムループもの、でも記憶は受け継がれているという設定。
設定のうまさ、演出の巧みさでいえばヨーロッパ企画の過去作「ドロステのはてで僕ら」のほうに軍配が上がる。とはいえこちらも、続きはどうなるのか、どう収集をつけるのか、そうきたか、と楽しませてもらった。
下北沢トリウッドは小さい映画館だったが、上映中は笑い声も響いてなかなか盛況だった。
斬新
久保史緒里ちゃんの願いで始まって
ミコトの願いで終わる
いいね!と思いました。
2分間でできる面白い出来事をやり尽くしていて
最後には無理やりではあるけど笑 綺麗にオチてる。
2分間のドタバタを手持ちカメラで撮り、
久保史緒里ちゃんが未来へ帰ったあとは、固定して撮ってる。
これなんか意味があるのかなー。
まあとりあえず純粋に面白い!って思える映画でした
マシンガントーク
2分で出来ることをやり切る為に、役者が皆必死になって動くのでほぼ全場面マシンガントーク。カメラの揺れもあってか、自分は後半疲れてイライラしてしまった。笑ってる人は笑ってたし、向いてる人とそうでない人がいるかも(その笑い声も気になってしまった…)。役者さんは皆一生懸命な感じが伝わりました。
無限タイムリープの中で変わる天気が秀逸
もう最高、面白かったぁ!
2分経つと時間が戻ってしまう無限ループタイムリープコメディ。時間は進まないのに、物語と天気と人間の感情はどんどん進んでいく。特にターン毎に増えていく雪量と、若い二人の逃避行の熱量が妙にシンクロしていて面白い。主役のミコトちゃんもいい感じ。 2分ワンカットの繰り返しで1時間半の作品に仕上げた監督とスタッフにアッパレ!
2分ごと数十回のタイムループ。 初めの数回は「?」、徐々に笑いにか...
2分ごと数十回のタイムループ。
初めの数回は「?」、徐々に笑いにかわり
話が深くなるほどに笑えない展開になり
なるほどのオチでした。
川のせせらぎなど、繊細な音にも意味があるような。
今後ご鑑賞を検討されている方は、隣が爆音上映ではない会場を選ぶのが賢明でしょう。
大手シネコンの大部屋は、要注意です。
(MOVIX三郷のスクリーン3、隣は爆音、ほとんどセリフが聞き取れませんでした)
もう1つ何か欲しい
96本目。
ヨーロッパ企画?と思い初めて観たのが、舞台の平凡なウェーイで、その後のピラミッド?のやつも観た以来だから、オールキャストは久し振り。
個々に映像関係出てるのを見てると、ちょっと嬉しかったりもする。
設定は面白いし、ループからの脱出がテーマではあるけど、ずっと同じ始まりだから、厭きがきてしまう。
タイムリープとかループもの最近多すぎとは思うけど、これは性格だから、しゃあない。
劇団だから全体の芝居が、舞台の縮小版そんな感じ。
何か突き抜けた感じが1つでもあればなあと。
タイムマシンで思い出したけど、サマータイムマシンブルースの映画版も観たなと。
確かエアコンのリモコン持参すると、割引で観れた。
よく出来てるけど驚きはない
かなり話題になってるので鑑賞。
確かにタイムリープ系の中に笑いと恋愛とシリアスとファンタジーと全て詰まってよく出来ていた。
カメラを止めるな的な驚くオチを期待してたけど、驚きは特にない😅
あと酔いやすい私は画面酔いしてしまった💦
みんな役者のキャラが立っているのも良い‼️
ここ数年でワースト1の客層
まずは作品とは関係のない苦言を…涙
話題作・上映館少なめの作品の宿命か、ここ数年で間違いなくワースト1の客層。
スマホぴかぴか当たり前、上映中はぺちゃくちゃおしゃべり。とにかく最悪の客層でストレスMAX。
ただ!
このような普段は映画館で映画を見ない層を映画館に呼び込むことは本当に素晴らしいことだと思うので、これから観ようと思っている方は平日にする、早い時間にする、端の席を選ぶなど、自衛できることは対策打てれば…!と思い記載させていただきました。
作品内容は2分間ループという斬新なアイデアで面白かった!
ただ、主人公の抱える問題が自分的にはあまりハマらなかったので、ここがハマったらさらに楽しめたなぁと思います。
あとは、ループものでは最近だとマンデイズがとても面白かったので、ちょっと期待値が高すぎた部分があります。
カメラがぐわんぐわん動くので酔ってしまったのも残念!三半規管弱いひとは注意です。
ロケーション勝ちの低予算タイムループ映画
かなりの低予算で作られた映画としては、良く出来た作品だったと思う。こういったタイムループものかつ低予算作品では多いワンシチュエーションコメディではあるが、舞台となる旅館の中にとどまらず、向かいの離れや、建物沿いを流れる川の土手、更には旅館から少し離れた神社の境内など、行動範囲が広がっていくのは面白かった。旅館の構造や周辺敷地の高低差の特徴を生かして、建物の内外で階段を登ったり降りたりを繰り返すアクションが、展開を大きく躍動的に見せていて、観客側も息切れするような不思議な快感をもたらしてくれた。このロケーションがクオリティをかなり引き上げたと思うから、ロケハンスタッフを賞賛したい。同じ時間を繰り返しながらも季節だけは進んでいく設定も楽しかったのだが、あの雪はリアルに降っていたのか?降らせたのか?
「明日なんて来なければいいのに」という、主人公にとっては半ば怨念のような感情がタイムループのトリガーであると、登場人物達も我々観客も勘違いさせられるのだが、誰しもが共感する気持ちなだけに、そうは言っても5分毎に繰り返すくらいだったら明日が来る事を受け入れたいなと、ある意味ポジティブな気持ちにさせられた点もよかった。
昨年(2022)の映画「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」や、今年(2023)のドラマ「ブラッシュアップライフ」を見ていない自分だったら、もっと面白いと思えたかもしれない。
コメディ劇団ならではの"楽しい"映画?かな
「ドロステのはてで僕ら」(2020年)も、
そうだったけど、
今回も、企画に🌸◎!
加えて、編集、カメラワークが、秀悦!
天候の急変(雪❄️)をも、巧みにストーリーに
盛り込んでいる。
撮影は、☀️、☁️もそうだし
🕐🕒との勝負のはず!
現場での
スタッフ全員のドタバタ感が目に浮かぶ
😂😆
タイムリープごとに同じ設定で別の味
2分のワンカットを何度も繰り返す
タイムリープなので同じ設定だが、
同じ2分間は1度も無く、どれも別の味がする
登場人物の行動も、終わり方も、さすがでした
日々生活していて、今ここが急に自分の初期位置になったらどうするかとか考えたりして気になって楽しい
上田誠の発想力
本作品は、京都貴船の老舗旅館を舞台に2分間のタイムループが巻き起こすコメディです。毎回、ヨーロッパ企画の上田誠の発想力の素晴らしさに感嘆します。特に、ループはするけど、人の記憶と感情は継続するところが非常に面白く、それが故に次々と事件が勃発します。見れる映画館は、そんなに多くありませんが、全国のミニシアターで上映してくれるといいです。ミニシアターに最適な映画なので。
アイデアを活かしきった快作だが、タイムループの「効用」が今一つ伝わってこない
タイムル゙ープそのものに目新しさはないが、その間隔が2分ということと、当事者全員がタイムル゙ープ前の記憶を保持しているというところがポイントか。
ループする各ターンをワンカットで撮影しているのが効果的で、短いようでいて、ある程度のことはできる2分間という絶妙な時間を、肌感覚で認識することができるようになっている。
さすがに時間を測ることはできなかったが、どのターンも、きっちり2分間で撮影されているはずで、決められた時間内で一つ一つのエピソードをまとめ上げたスタッフとキャストの苦労は想像に難くない。
繰り返されるワンカットのおかげで、舞台となる旅館の間取りと、その周辺の地理的な状況がすっかり頭に入ってしまい、撮影地を訪れてみたくもなった。
撮影時に、晴れていたり、雪が降っていたり、雪が積もっていたりしていたことを、「時間軸の違い」ということで誤魔化していたが、かえって冬の貴船の景色のバリエーションを楽しむことができて、それほど気にはならなかった。
一方で、当事者たちの記憶が残っているという設定は、一致協力してタイムループに対処しようという目的意識を早くから明確にし、物語をテンポよく推し進める効果を上げている。
特に、タイムループが始まってから、全員が状況を把握するまでのやり取りは、そのドタバタぶりを存分に楽しむことができる。
仮に、よくあるタイムループもののように、主人公だけが記憶を留めていたならば、それこそ短時間で同じようなことが延々と繰り返されるだけで、観る方にもフラストレーションが溜ったに違いない。
時間が巻き戻っても、登場人物たちの物語が進展し、それぞれの関係が深まるのも、記憶が継続しているからこそである。
ただし、そうした進展が、タイムループがあったおかげかと言うと、小説のネタを手に入れた作家を除いて、必ずしもそうとは思えないのところには、物足りなさが残る。
特に、物語の中核をなす仲居の女性と板前の男性のラブストーリーは、限られた時間内での逃避行やデートによって互いの理解が深まったのは間違いないだろうが、もともと親密な関係だったようだし、別にタイムループがなくても、そうなったようにも思えてしまう。
例えば、タイムループ前に、2人の関係が悪化していたことが描かれていたならば、タイムループを経験したからこそ2人が前向きになれたということが、より明確になったのではないかと、少し残念に思ってしまった。
楽しい。
楽しい。ただ楽しい。
2分ごとのタイムループというミニマルなセッティングと貴船という土地柄を活かしてなにが出来るかとことんまで追求している。
我々観客はみことちゃんと共にだんだん楽しくなったり、切なくなったり、それがやはり楽しい。
冒頭のセッティングも丁寧なので逆に読めちゃうところもあるし、「いやいや、飲み込み良すぎるだろ!」ってところもあるが、なにせ楽しい。
同じくヨーロッパ企画の大傑作「サマータイムマシン・ブルース」を想起させられる。
好き…
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