リバー、流れないでよのレビュー・感想・評価
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クラファンで支えてくれた775人の皆様ありがとう
大好きな京都、行ったことのある貴船神社。しかし縁遠い「貴船 ふじや」さん。あそこが貴船川なのか、夏はあそこで川床料理がいただけるのかと思いにふける。
たった2分間のタイムループ。たった2分なので初期位置から何回も繰り返すのだが、(記憶が残っているので)全く飽きることがなく話がどんどん進む。
タイムループ中冬景色になったり。違う貴船の景色も楽しめて良かった。
しかし、撮影期間中に大寒波で追加撮影も必要になり大変だったよう。クラファンで集まった1200万円超で無事素晴らしい作品になり感謝です。
またいつか貴船に行きたい。数年前鞍馬から距離的に近いじゃんと思い貴船迄歩いた。地獄の山越えだった。運動不足で歩くのではなかった。
ほっこり温かい気持ちになる2分間タイムリープ映画
「サマータイムマシンブルース」「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」…
そして、今作「リバー、流れないでよ」を日本の三大タイムリープ映画と決めさせていただきます。
いや~、ほっこり温かい気持ちになりました。
きっと鑑賞したみんなが幸せな気分で映画館を出たと思う。
主演の藤谷理子が絶妙にいいんですよ。
個人的には眉村ちあきっぽいなと思いながら見てた。
2分間のタイムループ
同じ2分間がループし続けるという設定なのに、どんどん物語が展開していく様はとても面白かった。
また2分間という絶妙な短さが面白い。
何かをやるには短すぎるし、のんびりしていたらループしていることにも気づかない長さだ。
というわけで、貴船の老舗旅館で忙しく働くミコト、番頭、女将、チノは早くもループ2週目にして時間が繰り返されていることに気づいてしまう。
時間はループしても意識は継続されていくのがこの映画のミソだ。
〆の雑炊をつついている男客二人も、やがていつまで経っても雑炊が減らないことに違和感を抱く。
締め切りに追われる作家先生も異変に気づくが、温泉に浸かっている編集者はなかなかループに気づかない。
そして休憩中の料理人タクが一番ループに気づくのに遅れてしまう。
動揺する客たちをどこか達観した様子で宥めていく仲居や番頭の姿が可笑しい。
またループの謎を解明しようとする理系の料理人エイジと、どこか的はずれな料理長の存在も面白い。
ゆるゆるな感じで物語は進んでいくのかと思えば、突如狂気を孕んだ展開になっていくのには驚いた。
エイジがトラブルを起こしてはいけないと忠告をした直後に、作家先生は発狂し出すし、雑炊をつついていた男客二人は口論を始める。
やがてミコトはこのループの原因は自分にあるとタクに打ち明ける。
フレンチの修行のために自分の前から姿を消そうとしているタクを繋ぎ止めたくて、彼女は時間が流れないように川に向かって祈ったのだ。
本当にそんなことで時間がループするとは思えないのだが、異常事態では人の思考は正常ではなくなる。
二人の会話を聞いてしまったチノは、皆にその内容を伝えてしまう。
身の危険を感じたミコトとタクは繰り返される2分間の逃避行を始めるが、逃避行はいつしか二人のデートの時間へと変わっていく。
コメディから狂気、そして甘いラブロマンス。
そこから再びの狂気。
ループから抜け出せず自分を撃ってしまう猟師に、旅館の窓から身投げしてしまう作家先生。
時間はまたループするものの、事態の深刻さに改めて気づいたミコトは、時間が元に戻るように祈りを込める。
もちろんそんなことでループから抜け出せるとは思えないのだが。
ここから強引なSF的展開を見せるのも面白い。
一歩間違えれば観客を置いてきぼりにしてしまう流れだが、それまでに積み上げたドラマが面白いので、最後まで画面に惹き付けられてしまう。
観客の共感を得られる要素が多かったのも、ただ単に設定の面白さだけでなく、ドラマとして魅力的に感じられた要因のひとつだろう。
時間が止まって欲しいと願ったのはミコトだけではなく、実はすべての登場人物が現実に何らかの問題を抱えていたことが分かる。
だからこのトラブルはある意味皆の願いだったのである。
しかし人は前に進んで行くしかない。
そして人は人と困難を共有し乗り越えた時に、また新たな一歩を踏み出せるのだとも思った。
観終わった後にはほんのりと暖かい気持ちになれた。
もうひとつ、この映画のアイデアが優れていたと思ったこと。
映画の中ではいくら時間がループするといっても、現実では同じ時間に戻ってシーンを撮影し直すことは不可能だ。
だからこの映画の中ではループする度に、少しずつ世界線がずれているという設定を取り入れている。
ループの回によっては一面雪景色だったりするのだが、これがとても幻想的なのだ。
同じ時間を現実には繰り返せないという難点を、発想の転換で効果的に見せているところにこの映画の底力を感じた。
ループする時の中で
2分間という何かできそうでできなさそうな絶妙な時間を、積んでは戻り、積んでは壊れる形で物語は展開して行く。
進まない時間に苛立ちを覚えたり、未来への不安を感じたり、今とは何か、価値観を改めて考えてしまうが、根本はコメディなので、終始笑いが絶えません。
ドロステに比べてテンポよく、より映画的だと思いました。
めちゃくちゃ面白かったです!
すごく好き
京都、貴船で起こる2分間の無限タイムループ。
このシチュエーションをどう料理するのかワクワクして鑑賞しました。
結果、とても面白かったです。2分間が延々と繰り返されますが、少しずつ進展しつつ懸命に状況を打破すべく全キャスト頑張ります。
ツッコミどころはあるもののニヤニヤしながら観終えました。スタッフも楽しみながら制作していたのではないでしょうか。
こんな映画、私は大好物です。
想像を超えたタイムループコメディ
予告編は観てたんだけど、全く記憶になく、何の想像もしないで着席。
あら、突然時間が戻ってる?でも周囲の皆んなも戻る前の記憶がしっかりある。何だこりゃ?しかも2分毎に2分戻る繰り返しが、ずっと続く。短時間コントの繰り返しって感じだ。時間とシーンは2分前に戻るんだけど、記憶があるから会話や行動は続けられる。死んだ人も蘇る。解決の為に色々あるんだけど、どれもこれも2分じゃ終われないよな。特に後半の神社に集まるシーンなんて、無理〜!とにかく沢山あるエピソードも2分づつなのでみんな軽いね。特にラストの原因&解決シーン、そんな簡単な??本当コント。戻る時の音が聴こえるとニヤッ。こんな脚本ビックリだわ。共感度は低いけど、チョコチョコ笑えて楽しかったです。
楽しい作品を観たい初期位置に戻してもらった。
楽しい作品を観たい初期位置に戻してもらってありがとうに満点。
『サマータイムマシン・ブルース』は、
タイムマシンの用途が、
くだらないベスト3にはランクされていた(当社比)。
だからこそ・・・?
ゆえに・・・?
楽しいタイムリープ映画の、
ベスト級のお話しだった。
本作は加えて、
ラブ、切なさ、宇宙空間含めて繰り返す、壮大な射程を、
コンパクトな作りにただただ楽しませてもらった。
この世界観を背負って、
何故?
とか、
そんなアホな!
とか、
何がタイムパトロールや!
とか、
観客の気を散らせない、
確かな芝居と演出、
カメラワークも説得力があった。
状況や主人公の気持ちに合わせた音楽も素晴らしかった。
おもちゃのピアノの旋律も、
主人公の気持ちはもちろん、
ジェリー・ゴールドスミス風の、
前衛音楽SF感のユーモアを帯びた拡張すら感じさせた。
川も逆流していたカットが、
あったようだが、見違えか。
細かい仕掛けもおもしろく、
楽しい作品を観たい初期位置に、
戻してもらってありがとう!
楽しい作品を観たい初期位置に、
戻してもらってありがとう!
楽しい、、、
面白く見ました
(完全ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
※本来の長いレビューを書く時間が最近ないので、短く
今作の映画『リバー、流れないでよ』を面白く見ました。
映画『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』に似たタイムループものですが、今作は2分でループするストーリーになっています。
この2分ループというのがミソで、ある1エピソードが平凡だったとしても必ず2分で終わりが来るので観客は先を見据えて次に期待することが出来ます。
つまり2分ループのおかげで中だるみが排除されているのです。
とはいえ、2分ループの初めの原因として示された、主人公・ミコト(藤谷理子さん)が彼氏の料理人・タク(鳥越裕貴さん)のフランス修行を止めたい想いは、可愛らし過ぎとは思われました。
また、2分ループの本当の原因が、タイムパトローラー・ヒサメ(久保史緒里さん)の乗って来たタイムマシーンの故障という展開も、ちょっとハートフル過ぎないかとも正直思われました。
とはいえ、途中おそらく撮影期間中に降った積雪を、(予算の関係でしょうが)そのまま逆に時系列吹っ飛ばして利用している姿勢にも好感持てましたし、全体に流れるほっこり感は映画の良さにもなっているとは思われました。
映画界の全体でみるとその予算規模も相まって個人的な星評価は今回のようになりましたが、十分面白さある映画だと一方では思われました。
p.s.映画の舞台となった旅館は、主人公・ミコト役の藤谷理子さんのご実家なんですね。
それを合わせて、この映画がいかに出演者・スタッフの熱い想いで出来ているかが伝わる気がします。
そしてそういう情熱あふれた今作の映画がヒットしていることも、本当に素晴らしいことだと私的にも思われています。
かわいい!
これは藤谷理子さんを観る映画ですね。この方を(失礼ながら)私は今まで存じあげなかったのですが、いやー素敵な女優さんですね☺️しかしあの川っ辺りで何回撮り直したんでしょうね(笑)同じシーンだけど同じ演技は一つもないのを観て、エンドレスエイトを思い出しました。笑えてちょっと甘酸っぱいような爽やかな映画でした。
120秒で何ができる?
2分間のタイムループもの、でも記憶は受け継がれているという設定。
設定のうまさ、演出の巧みさでいえばヨーロッパ企画の過去作「ドロステのはてで僕ら」のほうに軍配が上がる。とはいえこちらも、続きはどうなるのか、どう収集をつけるのか、そうきたか、と楽しませてもらった。
下北沢トリウッドは小さい映画館だったが、上映中は笑い声も響いてなかなか盛況だった。
斬新
久保史緒里ちゃんの願いで始まって
ミコトの願いで終わる
いいね!と思いました。
2分間でできる面白い出来事をやり尽くしていて
最後には無理やりではあるけど笑 綺麗にオチてる。
2分間のドタバタを手持ちカメラで撮り、
久保史緒里ちゃんが未来へ帰ったあとは、固定して撮ってる。
これなんか意味があるのかなー。
まあとりあえず純粋に面白い!って思える映画でした
マシンガントーク
2分で出来ることをやり切る為に、役者が皆必死になって動くのでほぼ全場面マシンガントーク。カメラの揺れもあってか、自分は後半疲れてイライラしてしまった。笑ってる人は笑ってたし、向いてる人とそうでない人がいるかも(その笑い声も気になってしまった…)。役者さんは皆一生懸命な感じが伝わりました。
無限タイムリープの中で変わる天気が秀逸
もう最高、面白かったぁ!
2分経つと時間が戻ってしまう無限ループタイムリープコメディ。時間は進まないのに、物語と天気と人間の感情はどんどん進んでいく。特にターン毎に増えていく雪量と、若い二人の逃避行の熱量が妙にシンクロしていて面白い。主役のミコトちゃんもいい感じ。 2分ワンカットの繰り返しで1時間半の作品に仕上げた監督とスタッフにアッパレ!
2分ごと数十回のタイムループ。 初めの数回は「?」、徐々に笑いにか...
2分ごと数十回のタイムループ。
初めの数回は「?」、徐々に笑いにかわり
話が深くなるほどに笑えない展開になり
なるほどのオチでした。
川のせせらぎなど、繊細な音にも意味があるような。
今後ご鑑賞を検討されている方は、隣が爆音上映ではない会場を選ぶのが賢明でしょう。
大手シネコンの大部屋は、要注意です。
(MOVIX三郷のスクリーン3、隣は爆音、ほとんどセリフが聞き取れませんでした)
もう1つ何か欲しい
96本目。
ヨーロッパ企画?と思い初めて観たのが、舞台の平凡なウェーイで、その後のピラミッド?のやつも観た以来だから、オールキャストは久し振り。
個々に映像関係出てるのを見てると、ちょっと嬉しかったりもする。
設定は面白いし、ループからの脱出がテーマではあるけど、ずっと同じ始まりだから、厭きがきてしまう。
タイムリープとかループもの最近多すぎとは思うけど、これは性格だから、しゃあない。
劇団だから全体の芝居が、舞台の縮小版そんな感じ。
何か突き抜けた感じが1つでもあればなあと。
タイムマシンで思い出したけど、サマータイムマシンブルースの映画版も観たなと。
確かエアコンのリモコン持参すると、割引で観れた。
よく出来てるけど驚きはない
かなり話題になってるので鑑賞。
確かにタイムリープ系の中に笑いと恋愛とシリアスとファンタジーと全て詰まってよく出来ていた。
カメラを止めるな的な驚くオチを期待してたけど、驚きは特にない😅
あと酔いやすい私は画面酔いしてしまった💦
みんな役者のキャラが立っているのも良い‼️
ここ数年でワースト1の客層
まずは作品とは関係のない苦言を…涙
話題作・上映館少なめの作品の宿命か、ここ数年で間違いなくワースト1の客層。
スマホぴかぴか当たり前、上映中はぺちゃくちゃおしゃべり。とにかく最悪の客層でストレスMAX。
ただ!
このような普段は映画館で映画を見ない層を映画館に呼び込むことは本当に素晴らしいことだと思うので、これから観ようと思っている方は平日にする、早い時間にする、端の席を選ぶなど、自衛できることは対策打てれば…!と思い記載させていただきました。
作品内容は2分間ループという斬新なアイデアで面白かった!
ただ、主人公の抱える問題が自分的にはあまりハマらなかったので、ここがハマったらさらに楽しめたなぁと思います。
あとは、ループものでは最近だとマンデイズがとても面白かったので、ちょっと期待値が高すぎた部分があります。
カメラがぐわんぐわん動くので酔ってしまったのも残念!三半規管弱いひとは注意です。
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