「「みた?」「みた、みた!」という映画」リバー、流れないでよ Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
「みた?」「みた、みた!」という映画
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上田誠さんの技が冴えてるね。
2分間でタイムループするんだけど、登場人物全員にタイムループした感覚が残ってるのが発明だね。
その設定で何を描くかというと、主人公の恋愛がメインになってくる。
周りの人の変化も少し入れて。
「タイムループするって分かってたらこうだろう」っていう小技がだくさん出てきていよね。
ラストでタイムパトロールの女の人が縁結びのお守りを見せるけど、あれは「地球と月の遠距離恋愛がうまくいくように、日本とフランスの遠距離恋愛を成就させた御先祖様のエピソードにあやかってる」っていう表現に見えたな。《四畳半タイムマシンブルース》だね。
《カメラを止めるな!》以降、「新しい構造の作品を観たい」という要望が多くて《ドロステの果てでぼくら》《MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない》なんかが出てきたね。
それぞれ面白いから観るというのもあるけど、「みた?」「みた、みた!」と言うために観てるところもあるね。
それが新しい鑑賞体験として良いのかどうかは、少し気になったよ。
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