スギメ

2021年製作/87分/日本

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
門田修
原案
海部陽介
脚本
門田修
企画
国立科学博物館
製作
国立科学博物館
著作
国立科学博物館
総監修
海部陽介
撮影
杉浦由典
宮澤京子
熊谷裕達
兒玉成彦
門田修
妹尾一郎
西山祐樹
毛利立夫
映像技術
浜田亮
音響効果
濱田豊
作曲
Poet-type.M
サウンドデザイン
大島亮
ナレーション
宮崎美子
海部陽介
岡本昇
CG制作
岩崎塁
制作マネージメント
三浦くみの
題字デザイン
大塚勤
今村陽子
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(C)国立科学博物館

映画レビュー

3.5「知る」より「考えるきっかけ」になる作品。

2024年11月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

国立科学博物館が企画した、3万年以上前に祖先たちがどのように日本列島へ渡ってきたのかを再現する「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」を映像化したドキュメンタリー作品。

定期的に科博へ足を運ぶ私ですが、この作品は知らなかった…。つい先日初めてポスターを発見しましたが、あまり日本館を見ない(狭くて息苦しくなってしまうので😓)私にとっては、新たな発見がありそうだと思い早速鑑賞。

思ってたのと少し違ったかなぁ。日本民族のルーツを知ることができる作品かと思っていたのですが、台湾から与那国島までの過酷な航海を収めたドキュメンタリーであって、民族の文化や人種の特徴などについてはあまり説明はありませんでした。良くも悪くもテレビ的編集と演出。スタッフさん、研究に携わった方々は本当に素晴らしい成果を挙げたと思います。しかし、本作を観る側と観せる側との間に感覚の齟齬が生まれてしまっている気がします。

まぁ、そもそも3万年も前の文化を解説するには資料が足りなかったのかも知れません。それでも、石器の紹介や船の製作過程、実際に航海する様子には感銘を受けました。このプロジェクトはゴールが明確なので、物事がテンポよく進みますが、古代の祖先たちが何百年、何千年という時間をかけて航海技術を習得したと考えると胸が熱くなります。

本作は知的欲求を満足させる作品というよりは、古代文明を考えるきっかけになる作品という位置づけの方が正しいかも。そういう意味では子供たちには是非見て欲しい作品ですね。

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吹雪まんじゅう

0.5国立科学博物館の日本館へ、二ヶ月に一回は墓参り行く

2024年7月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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共感した! 2件)
マサシ

3.5本も読むべし

2024年7月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

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共感した! 2件)
rie530

2.5知的な営みを脳筋が編集すると、こうなる。残念!

2023年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

現生人類、つまりホモ・サピエンスはアフリカから世界中に広がり、南西諸島にも 3 万年前からいたことが分かっているそうです。しかし、大陸と島々の間には海があり、これは海水面の低かった氷河期でも変わらなかったそうです。ということは、祖先は海を渡ってたどり着いたことになります。では、原始の技術だけで人類は海を渡れるのか試してみようと、ある人類学者が言い出したのがこの映画の始まりです。僕らのルーツを知るという、知的にも学問的にも興味深い試みに、観ている僕らの期待も高まります。
しかし、残念なことに、この映画の重点は、この研究の冒険的な側面ばかりに焦点が当てられています。自然の材料だけで作った舟に乗って黒潮を横切るのは本当に大変そうです。だから、ここに目が行くのは当たり前です。ただ、そればかりではつまらない。元々知的好奇心から始まった話なのに、舟を作る技術面は薄味、考古学や文化など学術面はほとんど触れられていません。知的好奇心の強い人は、そんな蘊蓄が大好物だと思うんですが、僕だけかなあ。
ということで、「これだけの材料と人がいながら、出て来たのがこれですか。」という感想は否めません。作品を編集した人に科学への思いとかリテラシーを持つ人がいなかったんでしょうね。残念です。

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はんぱか