クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たちのレビュー・感想・評価
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興隆、衰退、再興
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ハリウッドで巨大生物や怪物の出てくるSF特撮(アニマトリクス操演や着ぐるみなど)映画が全盛期だった80年代の技術と、1990年代『ジュラシック・パーク』以降の特撮とCGとの融合、2000年代のCG全盛による特撮の衰退という現状への流れを、今のインタビューや昔の記録映像を交えて紹介。
実に興味深く。
映画作りの裏側を見せてくれて楽しかった。
そして、CGによってアニメーターで取って変わられるだけでは不十分だと。
操演者の動きをモーションキャプチャーでトレスしたり、昔の特撮技術の表現を踏まえて作らなければ、空想の産物であるモンスターたちはリアリティを伴う表現とならないことへ踏み込み、若い層への特撮の重要性の教育・育成が不可欠だとハリウッド関係者は語っていて……
なんかこう、日本では東映の一部と、庵野秀明氏らが立ち上げたNPO法人が手弁当的に細々と必死にやっていることを、業界としてがっつり取り組んでいる様子が羨ましかった。
(もっとも、生き残った特撮会社は、金のあった時期に投資し、CG制作部門や学校を立ち上げて収支がとれるようにしたところが主みたいですけれども)
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