「 とにかく暗い。そして救いも無い。」戦争と女の顔 韓 鉄牛さんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく暗い。そして救いも無い。
色々なものを犠牲にして必死に守った祖国は、復興に忙しく、傷ついた個人などかまっている暇はないのだ。
戦後のどの国にも存在したであろう戦後の復興や発展から取り残された人々を二人の女性を主人公に淡々と描いた物語。家族も戦争で失い、癒えない傷を負ってしまっていても生きていかねばならない。まさに生き地獄。更に、安易なシスターフッド路線でもない。万人ウケはしないが、印象に残る映画でした。
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