「ラストの抑制」モガディシュ 脱出までの14日間 omoroさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの抑制
エンターテイメントに振り切ろうと思ったら振り切れたはずの要素満載なのに、要所で敢えて抑制が効いたプロット・演出にしているのは、物語を安易に「消費」させないという気概の様に感じられたし、抑制が効いていても十分伝わるという観客への信頼の様にも感じられた。
演出・脚本の両面で明言しないことの強さ・潔さと、それが届いた(届かなかった)時の強度が一気に襲ってくるラストはエモすぎて漏らすかと思った。
まさか『工作』のラストを越えるエモさに出会えるとは……。
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