「生々しい記憶が生み出す緊迫感」モガディシュ 脱出までの14日間 jinminさんの映画レビュー(感想・評価)
生々しい記憶が生み出す緊迫感
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極限状態での国外脱出+南北協力もの。
映画全体を象徴するような南北合同の食事シーン(エゴマの協力!)は見事。本(知)によって守られた車でのカーチェイスというのもまたシンボリックだった。
現地政府による反政府デモへの暴力に、韓国での学生運動・市民運動への弾圧を重ね合わせてるのも印象的だった。作り手側に残る87年の運動や光州事件の記憶の生々しさが、内戦シーンの緊迫感を生み出しているのかもしれない。
(空襲の記憶が生々しい頃に作られた、ゴジラの1作目のパニックシーンの緊迫感みたいな感じで。)
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