「力作 追記 史実とフィクション」モガディシュ 脱出までの14日間 またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
力作 追記 史実とフィクション
クリックして本文を読む
昨日新宿で見ようとしたらなんと満席でキャメ止めに変更。今日吉祥寺で鑑賞。狭い小屋だけど8割の入り。これもしかして俺と同じで金曜のアトロクの影響かなあ。宇多丸さん絶賛だったからなあ。
で、作品は期待に違わぬ力作だった。まず画角や色彩、CGも含めてとにかく映像が締まってる。残念ながら邦画には時々あるけど韓国映画はごくわずかしか見てないけど見た範囲では画面が緩いことはない。役者も誰も知らないけど主役のおっさんが良かった。
あえてマイナスを指摘すると、クライマックスの大カーチェイスは素晴らしいんだけど、ソマリア軍の銃撃が激しすぎで、ワイスピ並にタイヤに当たらないのがオカシイ。映画の質が全く違うんだけどね。
ともあれラストに向けて両者に生まれた友情というか相互理解。清々しい映画でした。
追記
非常によくできた映画であるからこそ、歴史改変のリスクには自覚的である必要があると思います。
この監督の前作が「軍艦島」とのこと、未見ですがかなりの創作が含まれていると聞きます。おそらく映画として完成度は高いのではと想像しますが、もし事実と違うことが描かれているのなら、それが定着することになるのは困るなあと。
中国でもそうした改変がまだ行われてますからね。日本もわかりませんが、映画の出来が悪いから定着しないのかも。
コメントする