「複雑な事情があるのも生きてこそ」モガディシュ 脱出までの14日間 モトコさんの映画レビュー(感想・評価)
複雑な事情があるのも生きてこそ
北と南の大使館員が協力して、内戦が起きたソマリアから脱出を図るというストーリー。
北と南の関係性以外にも今世界中で、さまざまな事情、思惑があるが、その問題と向き合うのはお互いが生きてこそであるということを感じさせられる作品だった。
お互いが協力することがタブーとされている中で協力なしに脱出が難しいという状況がお互いの理解をしていく様子には胸が熱くなった。
緊迫感のあるストーリーの中にも、気の利いたギャクがバランス良く入っており、エンタメ要素を兼ね備えている。
そして、これは全く予想してなかったがアクションの要素も強くクオリティが高く。社会派サスペンスというジャンルには収まらないエンタメ作品だった。
ラストシーンは痺れる名シーンだった。
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