「迫力あるが中途半端感」モガディシュ 脱出までの14日間 LSさんの映画レビュー(感想・評価)
迫力あるが中途半端感
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実話ベースでもここまでエンタテインメントにできることに賛辞を。だがドキュメンタリーチックに行くのかスリリングなアクション路線で行くのか中途半端だったかも。実話ベース故にあまり北のことを荒唐無稽には描けなかったのだろうか。
脱出までの流れを追う中での大使同士のやりとりが本筋で、安企部と保衛部の両エージェントの疑心暗鬼ぶりとか、帯同家族の文化の違いの中の触れ合いなど、(脚色を増やしても)もっと掘り下げればおもしろくなりそうな要素があったと感じる。
ソマリア人を躊躇なく悪辣に描いているのは潔い。邦画ではなかなかここまで描けないのでは。
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