エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレビュー・感想・評価
全705件中、641~660件目を表示
意味不明すぎて脱力、それでよかった
理解しようと追いかけすぎて途中疲れて力抜いて観ていたところ、気づいたら泣かされた。
新しい作り、スピードの速さ、受けるこちら側も新しい受け取り方で斬新。おすすめ、とまではいかないけど、内容がシュールで意味不明でもこういう世界が受け入れられる人は観てもいいんじゃない?って思う。
ぶっ飛んだ内容だけど、とりま、愛の話。
宇宙はぶっ飛ぶくらい広く、無数の世界があって今いるこの世界が自分には最適ってこと
…かしら??
人生を変えるラストチャンスに集中しろ…どの世界も優しさで回ってる!世界と世界がぶつかり合うことがあっても愛があれば、家族であれば
マトリックスでインセプションでスターウォーズ!!! おまけにルッソ兄弟製作ということあって"マルチバース"を広めた立役者スパイダーマンNWHはじめマーベル(MCU)!主人公エブリン(EVERYと掛けているの分かりやすいけど好き)が映画スターの世界線パートはあの残像が残る感じやライティングなどウォン・カーウァイが監督しているみたいだったし、チャウ・シンチーっぽい瞬間があるかと思えば、その勢いのまま『ビルとテッド』✕『2001年宇宙の旅』みたいになったり自由。
そのどれもであって、そのどれでもない未体験ゾーンな映像体験やアイデアとド直球な笑いと感動の渦に観客を巻き込む核、そして賢さ。"こんなの見たことない"から家族愛へと期待を裏切らない内容で、心の土鍋が満たされ溢れる、クッキーとベーグルをグチャッと詰め合わせたように超濃厚な2時間超だった。想像を超える大きな世界の辿り着く先は、指の間から見たような小さなことでした。何者かになりたかったぼくたちへ、ついついダラダラ過ごしちゃうぼくらも肯定してくれる。昨今のアメコミ人気はじめ幾重のSF映画が長年にわたって描いてきた理論(紙を折ってペンで刺すやつ)に観客皆が慣れた土壌と、技術が進歩したからこそ成し得た"映画の魔法"。これを映画的カタルシスと言わずになんと言うか?
あなたといつまでもいたい、もはやミシェル・ヨー(讃歌)・マルチバース??! これもまた"the one"選ばれし者プロットな本作でコミカルなジャッキーばりに身の回りのものを使った小物アクションを披露しながら自身がしっかりと演技もできることを今一度強力に証明してみせるミシェル・ヨー、というかもはやジャッキー・チェンに見えてくるくらい優しさと格好良さをカット毎に使い分けるキー・ホイ・クァン、そして"いかにも"アメリカ体型なオバサン監査官で強烈な存在感を放つジェイミー・リー・カーティス!あの少年だったキー・ホイ・クァンがこんなに最高な形で高評価&また人気再沸騰なのが素直に嬉しいし、映画好きとしてはミシェル・ヨー対ジェイミー・リー・カーティスって対戦カードがもう既にアツい。国税庁の建物内で(ほとんど)本編終わる映画なんて、探してもなっかなか無いんじゃないのか?
突拍子もなくバカらしいことほどよくて遠くまで飛べる!IMAXの本編直前につく「胸が張り裂ける世界、心が熱くなる世界。一つの世界に留まる必要はありません」って宇宙で終わるIMAX宣伝予告が今まで日本語だったのに、今回突然英語音声/日本語字幕仕様だったから、そこからもう本編始まっているのかと思った。「流石はマルチバースを扱った作品だな〜めちゃくちゃ粋だ」と感心しながら見ていたら、普通にその後にGAGA配給のムービングロゴが流れてきて、「違うのかい!」とズッコけそうになった。ともあれこれはやっぱりIMAXの大画面と音響で見てほしい。いや、体感してほしい。
なんでもどこでもいっぺんに開眼せよエブエブ!日本版ポスタービジュアルがチープで、本国と比べるとダサい。ある意味ではこれも御涙頂戴日本フォーマット映画に見られる"ブロッコリー"方式か?
P.S. 見たかった本作やった見られた!それと、この予告見るの初めてじゃないのに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME3』予告で今更初めて鳥肌が立った。これはマーベルに食傷気味な"MCU疲れ"とは関係なく、普通に一本の映画として見たいな〜と。
私たちのような愛らしさのない女が世界を動かしてきた。あなたは愛らしい。
カオスな世界観は楽しめるが、登場人物の目的がよく分からず、「尻すぼみ」なのが惜しまれる
マルチバースを行き来できるといっても、それは「意識」だけの話で、しかも、そのきっかけとなるのが「突拍子もない行動」というのが、人を食っていて笑わせる。
主人公が、すべてのユニバースの中でも、一番目的や夢を叶えられていない自分で、最も弱いが故に、それだけ強くなれるという設定も秀逸である。
ただし、この場合、別のユニバースの自分にこちらのユニバースの自分が乗り移るだけのはずなのに、なぜ、向こうの自分の能力を、こちらの自分が手に入れることができるのか、その仕組みがよく分からない。(例えば、小指だけで敵を倒す技などは、強靭な肉体がなければ使えないはずである。)
また、別のユニバースの父親が、本来の敵である孫娘のことはそっちのけで、なぜ、自分の娘を倒すことにこだわるのかも理解できない。
そもそも、全宇宙にカオスをもたらすとされている娘の目的や能力がよく分からず、それ故に、母親が成すべきことも分からないので、話が目的に向かって転がって行かないのはいただけない。
それとも、「アルファ」のユニバースで母親から虐待された娘は、単に、自分を心から愛してくれる母親を探していただけなのだろうか?
いずれにしても、出だしは快調だったものの、中盤以降は同じような展開の繰り返しで失速し、最後は、予想通りのありきたりな結末に落ち着いてしまったのは、着眼点が良かっただけに、残念としかいいようがない。
なぜ今生の自分にこの映画を見せてきたのか疑問が増えた。
うまくまとめられらないです。
平行世界の自分と突然繋がれることに気付かされる主人公。
その世界観と人間愛、家族愛を重ねて壮大な物語に見えます。
場面はかなり進んだところからですが、
平行世界のジョイ(娘)の負のエネルギーに飲み込まれて、ヤケクソになる場面もあるけどとりあえず何かがきっかけで戻ってきます。(忘れた)
その要素がスピリチュアル的な物で、どっかで主人公の夫ウェイモンドが争わないでみたいなことを言います。そこから主人公は攻撃ではなくて敵に対して幸福、愛?喜び?のエネルギーで応戦しす。
愛のエネルギー = 彼ら(敵)の喜ぶことを施し戦意を喪失させる。
こういうところはモンスターズインクのエネルギーの転換に似てるかなと思います。
エネルギーという面から見るとモンスターズインクも同じ方向性でスピリチュアル的な話で負のエネルギーから愛とか喜びのエネルギーへの転換かなと思います、はじめは子供を脅かして泣かせたりを、笑わせて喜ばせる。
スピリチュアルに傾倒してる人なら理解できる世界観だと思うのでそういうのをちらっと調べるだけでも分からやすいのかな?
それとスピリチュアル的な意味でもなぜ今生の自分にこの映画を見せてきたのか疑問が増えた。
この映画を見て自分や家族と重ねる人は沢山居るのでは無いかと思う。
また思い出したら書き込みします。
一回見ただけでは覚えきれない。
それと印象3つまでしか選択出来ないけど
寝られる以外全部欲しい。
アカデミー賞も納得の映画だと思う
騙されちゃいけない!SFじゃないよ。
まず予告では、マルチバースに行った主人公が〜って話しだったんで、ちと期待して鑑賞。
え〜と序盤からついていけなくて睡魔が。
SFとして観ようとしても、ストーリーについていけない。いくらマルチバースと言ってもあんなに行ったり来たりして、現実では普通に時間が経過してるし。
ようやくこれは、SFではなくオバさんの精神世界の話しだと考えたらなんとなく理解出来た。
理解出来たが面白くない。
良い意味では哲学的?いろんな要素が含まれているというか、ごった煮?日本人にはわからないアメリカンジョークがあったようだが全然笑えない。下ネタというか、玩具ハッキリ見せて良いのか?
犬好きとしては、あれを笑えというのは無理。アメリカじゃ愛護団体が抗議しなかったのが不思議なくらいだ。
エンジェルウォーズという映画があったけど、あの作品に、ほんの少しだけ似てるというか匂いがした、あくまでも匂いで、あっちのほうがストーリー展開は共感出来た、重いけど。
話題になってた作品なので鑑賞したけど、見事な肩透かしでした。
「Just be a Rock」
ザラザラとした質感の映像がなんとなく郷愁感漂う、しかしハイパーカット切り返しのとんでも無い撮影になった作品である
有名な映画のオマージュを挟みながら、しかし実際の舞台とすれば国税局と自宅件コインランドリーの二箇所しかない ただ、テレビのリモコンをザッピングするかの如く並行宇宙のそれぞれの世界へと切り替わり、その都度哲学めいたモノをベースにしたシーンなので、映像表現としては凝った作劇である
テーマは、家族愛、夫婦や親子、そして保守的な組織が保たれなくなっていく時代に、それでも最小単位である家族の絆みたいなものの大事さを、アジア的な感覚で表現する内容であろう
夫役の俳優が、日本で言うところの滝藤賢一にしか見えなかったのはどうでもいい話である
映像イメージは、ベーグルの穴を代表するように斬新な表現を試みているのだが、結論としての落としところが甘かった印象が否めない 飲み込むのも愛、しかし我慢せずに主張するところは言い合おうという、そのカオス感が家族なのだというメッセージは、手垢が付いた帰着である
自分的に興味を抱いたのは、この世界では自己肯定感が低い主人公は、マルチバースな設定に於いては、他の並行世界でのYes/Noチャートの逆の選択肢を選んだことでの成功している本人を配置していることで、一手に負の運命を受け入れている、そこで宇宙の平衡を保っている考え方である 冴えない自分のお陰で、他の世界では可能性を爆発させている自分を想像するというのも面白いかも知れない まぁあくまで物語だけどw そしてカエルの子はカエルであり、子供の可能性なんてものは、親の可能性以上には脱する事は困難であるという件も面白い そして表題のシーンでの石同士の字幕会話のシュールさは今作品の白眉だと思う
直接的なプロットではなく、喩え話のような内容が散りばめられていて、考察し甲斐のある造りであることは近年のトレンドに沿った作品である
全く楽しめなかった、オスカー最多ノミネートを疑う珍作
正直、全然面白くなかったです
トンでもない内容&表現というのは理解してましたが、本年度オスカー最多ノミネート作品ということもあり、そうは言ってもそれなりに楽しめるだろうと期待をしておりましたがダメだった
オスカー最多ノミネートの理由が全く解りません、ただただうるさくて目まぐるしい映像、何が評価に値するのか・・・まだまだ修行が足りない様です
"途中退場した"とか"全く意味不明"とかいうレビューが見られる通り、一般受けする作品では無いと思います
マルチバースを表現していたのかカット割りが激しく、セリフも多く、しかも摩訶不思議な内容なので 観ていて疲れてしまう人も多いのではないでしょうか
プラス、下品な描写がいくらか出てもきますのでダメな人はダメな気がします
でも、オスカー最多ノミネート作品、その主役がミシェール・ヨーさん、昔から夢中で観ていた香港アクション映画界の女優さんで その頃からのファン、それが嬉しいし、ミシェールさんのダンナさんを演じるのが「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」でインディの助手の中国人少年ショート役を務めたキー・ホイ・クァンさん、何十年ぶりに見てとても懐かしかったけど、すっかりオジサンになって面影は全くありませんでした(笑)
が、この二人をたっぷり楽しめるのでそれだけでも観る価値のある作品とは思います
A24好きじゃない人なんていたんだ、、、
映画人生狂うほど最高だったのに
『なのに、千輝くんが甘すぎる。』の方がレビュー高くて草
そんで「A24はやっぱり好きじゃない」っていうレビューが多いことに驚き
今日初めて
「日本なんて捨ててアメリカ行きたい」って思った
映画で頭使ってんじゃねぇよ
感じろよ、
ブルー・スリー観てから出直しな
わけわからんがけっこう楽しい
すでに世界から絶賛の声があがり各賞レースでも今年1番の話題作が遂に日本公開。予告編からは、アカデミー賞にノミネートされるタイプの作品には見えなかったけれど、どんな話なのか…?!
わくわくしながら観賞。
ひっちゃかめっちゃかで、たぶんかなり表層的にしか読み取れてないと思いますが、予想以上にバカバカしくお下品で楽しかったですし(同監督のスイス・アーミー・マンを思い出しました笑)、ミシェル・ヨーはさすがのアクションでカッコ良く、エンタメ映画として素直に楽しめました。
そんな中にもたくさんのメッセージが込められており、その表現もまた独特で興味深かったです。
考察を読むことでまた印象が変わりそう。
アカデミー賞も楽しみ!
何とも面倒くさい作品だ。
マルチバースというより家族達の妄想、家族三世代混乱のファミリードラマじゃない?
誰にも勧められない疲れる作品でした。
3時間ぐらい観させれた苦痛を感じました。
カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を掛け合わせ、生活に追われるごく普通の中年女性が、マルチバースを行き来し、カンフーマスターとなって世界を救うことになる姿を描いた異色のアクションアドベンチャー。
十分楽しめたのは間違いない
第95回アカデミー賞の作品、監督、脚本、主演女優ほか同年度最多の10部門11ノミネートです。
凄い映画じゃないですか。
期待も膨らんじゃいます。
全般的にはマルチバースとカンフーが乱れ飛び
ミシェル・ヨーがよく頑張ったのが分かります。
こんな作品は好きな部類です。
でも…素晴らしいかと言えばそういう風には思えないかな。
十分に楽しめたのは間違いない。
そこから突き出るものまではなかったかも。
私の「希望優先」の予想
うーん、、、、、、、(しばしお待ちを)、、、、、、、
正直に言いましょう。私、正直『スイス・アーミー・マン(17)』もあまり自分に向いていませんでしたが、比べてみると今作はそれほどネガティブでないものの、はっきり言えば自分はこの作品の高評価を理解できていないと思っています。しかしです、もしこれが「アカデミー賞作品賞」だと言われれば全く否定するつもりがないばかりか、素直に称賛できるでしょう。
それだけ作品性は実に革新的に仕上がっていますが、そのプロットを要約すれば(この作品にとって、それはネタバレではないはず)王道でクラシックな「家族という関係性から生まれるわだかまり、そして呪縛」の話。家族だからこそ、相手を突き放すことは出来ずに自分が離れる決意をしながら、どこかで自分の判断や選択に確信を持てずに、違う運命を想像しては日々に追われて自分を失っていきます。人生と言う「不可逆」を完全に無視した設定は確かに面白い。だけど、私はこの作品を完全には解った気にはなれないし、本当に好きなのかも判らないのです。自分も歳ですから、そこは勘弁してください。
ただ、確信をもって言えること、それは「ミシェル・ヨーは本当に素晴らしい」という感想です。アクションは言わずもがなですが、存在感そのものがグッとくるシーンでことごとくキマッテいて、観ていて兎に角ありがたい。ベテラン俳優に時々想うことですが、これまで色々とあったと思いますが、今この時代に、あなたのこのアクトが観られることに幸福を感じます。
ですから、出来ることならミシェル・ヨーに主演女優賞を獲ってもらいたい。可能性としては十分でも、相手はあのケイト・ブランシェット。。アカデミー賞の発表前に『TAR ター(5月12日公開予定)』を観られませんが、私の「希望優先」の予想はもうミシェル・ヨーに確定しました。
やはり賞の発表前に作品が観られるのはうれしい。13日の楽しみが増えたことにまずはGAGAに感謝しながら、この作品がいくつの賞を獲得するのか期待を込めて見守りたいです。
👀👀👀一気にみた❗レイティングGでいいのか?
私はみた。
超ロングディルドのヌンチャクを。
アナルプラグ仕様の置物を。
モザイクボカシの使い方が秀逸。
あのツルッパゲのクロちゃんみたいな警備員がとても愛おしい。
スーパーで魚肉ソーセージを買い、ドンキでアナルプラグを買って帰ったら、幸せになれる気がしちゃった。
チョコレートコーティングのベーグルもあわせて買いたい。
カンフーは世界を救う。
香港映画の伝統をA24がしっかり受け継ぐとは誰が予想したであろうか。
アクション女優ミシェル・ヨーありきのこの作品。
年とったってまだまだやれるんだよ。
マルチバースとかメタバースとか難しいことはこの際いいんだよ。
キー・ホイ・クァンの浜村淳のようなキャラもとてもいい。ウエストバックに金魚鉢の石ころ入れるところなんか最高だ。
誰もがもし・・・と思って生きている。自分の思うような子供や親だったったら、違う旦那だったら、違う嫁さんたったらと思うことは馬鹿馬鹿しいことだと逆に思わせてくれるモーレツに馬鹿馬鹿しい愛おしい映像作品に出会えてとても幸せだ。
そして、マルチバースの力を借りてでも、どんな手を使ってでも、税金は払いたくない。
壮大でハチャメチャなホラ話(でもないか)を描きながら、生活に追われ疲れて自分の居場所がなく自分が何者でもないと思っている人々に希望を与える快作。レッツ・ゴー・トゥ・ザ・シアター!
①ミッシェル・ヨー適役熱演。冒頭の生活に疲れた中国系アメリカ人のオバチャンから、終盤の凛々しいお母さん像まで、間に京劇風メイクの歌手・カンフーの達人・華やかなスター女優等を挟みながら演じられるのは彼女しかいないだろうね。
②「あたしゃ、ここで何してるんだろ、このままで人生終わるのかいな」と思っていたオバチャンが自分の可能性や人生の意味(や周りの人々の大切さ)を見つけて再び前を向いて歩きだす話とも、心が離れてしまっていた母娘が絆を取り戻す話とも取れる。
③『アントマン&ワスプ:クワントマニア』(映画は残念な出来だったけど)を観て“量子力学をちょっとは勉強しとかなくちゃ”と思って二冊ばかり関連の本(寝る前に読むと直ぐ眠れます…オススメ)を読んで臨んだのでマルチバースのことはそれほど奇想天外だとは思わなくなった(それでも『クワントマニア』に対する評価は変わらないけど)。
④「ナッシング・ノーウェア・オール・アット・ワンス」⇔「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」なんだね。
このユニバースで何者にもなれなかったエブリンだから何者にもなれるというロジックにした脚本が良い。
同時に無数の平行宇宙(マルチバース)が存在していて、それぞれのユニバースに違う人生を送る自分がいるとしても、“いま、この自分が生きていて愛する人々がいるユニバースが何よりも大事”というところに落としどころを持ってきたのが大変心暖まる。
⑥ただ、笑わせてくれる場面も多いが(生物が発生しなかったユニババースで石となった母娘が何故か会話できるシーンも笑えたし、指がソーセージになったユニバースでミッシェル・ヨーとジャミー・リー・カーティスがレズビアンの関係というのも可笑しくも心暖かい。
一方、やりすぎと下品で笑えないシーンも幾つかあるのも確か。
1)ジョブ・トゥパキが長~いぺ⚪スをムチ代わりにするところとか
2)ア⚪スに突起物を突っ込もうと躍起になっている敵を“そうはさせじ”と攻防するシーンは長いし、とうとう⚪の穴に突っ込まれた物を抜いたのは良いが嗅ぐな!
⑦オチは人情話と分かっていても、そこまで飽かせずに引っ張り最後にホロッとさせるのは良質のアメリカ映画は上手い。
本作でも、最初エブリンがアルファ・ウェイモンドの言うことを信じられず、信じるようになっても“なんでアタシがせにゃならん?”と思うのも普通の人間なら当たり。それが、娘が絡んでいる・娘を救わにゃならん、とわかった途端に“アタシやる!”となる流れも自然で宜しい。そういう意味で脚本と演出は上手い。
⑧ミッシェル・ヨー以外のキャストもおしなべて好演。ジョイ役の子も良かったが、なんといっても『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』のキー・ホイ・クァン(すっかりオッサンになってしまったのは月日の流れを感じてしまった)が演じるウェイモンド、カッコいいアルファ・レイモンドではなく、タキシード姿のウェイモンドでもなく、冴えないけれどもエブリンとジョイとを見守るウェイモンドの優しく暖かい存在感がミッシェル・ヨーに負けないくらいの存在感。
あり得たミシェル・ヨーとリアルなキー・ホイ・クァン
「スイス・アーミー・マン」のダニエルズ(2人)監督だから、とにかく変な映画ではあるんだけど、めちゃくちゃに面白い。マルチバースで功夫と領収書。夫婦の愛と親子愛の物語…
マルチバースと言いながら、これってあり得たミシェル・ヨーの人生と、リアルなキー・ホイ・クァンの人生じゃん!そういう意味で超アガるし、キー・ホイ・クァンなんて最高の演技してる。
しかし、あのおばさんがジェイミー・リー・カーティスとは思えなかったし、ゴンゴンは「ブレードランナー」の目玉造ってた人じゃん!?マジ!?
まぁ、「エブリウェア」パートは『感動のラスト』みたいなのが必要以上に長くてバランスが悪かったきらいはあるが、まぁこの楽しさには代えられないでしょ。
オスカーでどこまで行くか、楽しみですね…
これでアカデミー大本命とかまじ?
かなり独創的な映画で、設定「だけ」がいい映画でした。
あとオマージュというかパロディもまあって感じだけど、思ってたより笑い要素が多くて後半はうんざり。
これよくわかってない人多いんじゃない?
見てて感情移入もできない、無心でも見れない
どう見ればいい映画だったんだろうか、、
これでアカデミー取ったら腰抜かす
全705件中、641~660件目を表示