「悪くはないけど疲れる」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ななさんの映画レビュー(感想・評価)
悪くはないけど疲れる
クリックして本文を読む
今いる場所が最低でも、どんなに輝かしい世界や可能性があっても、ここでそばにいる家族を愛してる。
そんな当たり前のようでなかなか気付くのが難しい幸せをみつける映画だった。
テーマや話の展開は意外とストレートな感じ。
途中複雑に膨らむが、最終的には小さくまとまっている。
ただ目まぐるしく変わる画面や、騒がしく常にイライラしてる主人公にすごく疲れる。
映像は丁寧でハイクオリティだけど、斬新な表現とは思えない。
千年女優やパプリカで表現されていた、他の世界や時代の可能性を現実の中でみせる方法をそのまま実写で行ったような印象を受ける。
個人的に指がソーセージの世界が1番ドラマティックで好き。他の世界では深く関わらない2人が、この世界だけは愛し合っていてるなんてまるで恋愛映画のよう。
あと、ロゴにもある目玉があまり目立たず印象も薄かったのが残念。あんなに推すならもっとキーアイテムとして活躍して欲しい。
ベーグルじゃなくて目玉にすれば良かったのに。
コメントする