「訳の分からん共感ゼロの暴力映画」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
訳の分からん共感ゼロの暴力映画
メタバースの話しなので、現在のIT技術を進化させて新しい社会の可能性を考えるリアル未来を想像しながら着席。
あれ?リアルじゃないちょろいSF設定じゃん。
家族でコインランドリーを経営する主人公のエヴリン、家族で確定申告に税務署に行き、不正をしようとしてる事がバレて、やり直しする流れになった所から暴力メタバースが始まる。
別次元じゃなく沢山ある別宇宙からやってくる人達。ん?同時に同一人物が生存しているが、職業はバラバラ。環境は全く違うのに同じ人物。何よりどこも人間なの?何の為にやってきてるのかも謎。乗り移りなのか、別人なのかもハッキリ分からず。もし手がソーセージ風になってる社会なら、この地球と同じ道具は不自然すぎるよ。1番嫌だったのが、どの宇宙の奴も暴力で解決しようとする所。ちょっと下ネタがあったりしたので、もう少しコメディ色が強ければ楽しめたかもしれないけど、ずっとモヤモヤ。セリフ違いの同じシーンが何度も繰り返されるが、これって時間が戻ってるって事?そんな設定おかしいよ。生命ができない星で岩の親子って何だよ?最初から最後までテンポは良かったけど納得できずガッカリ。この作品がアカデミー賞にノミネートされてるのは、中国で興行収入を上げたいからとしか思えなかった。とても残念でした。
コメントする