笑いの王
解説
「イタリア映画祭2022」(2022年4月29日~5月4日=東京・ユーロライブ/5月14、15日=大阪・ABCホール/5月中旬~=オンライン配信)上映作品。
2021年製作/133分/イタリア・スペイン合作
原題または英題:Qui rido io
「イタリア映画祭2022」(2022年4月29日~5月4日=東京・ユーロライブ/5月14、15日=大阪・ABCホール/5月中旬~=オンライン配信)上映作品。
2021年製作/133分/イタリア・スペイン合作
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2019年7月9日とにかく「食べよう、飲もう」の場面と様子(舞台でも実生活でも)に貧富の差が見事にあって心うたれてしまった。リッチ系はインテリアも家具もこってり。当時の時代とイタリアとナポリの趣味なんだろうか。主人公ファミリーは興行大成功してるから当然だろう。一方で、貧しいけど人間関係が暖かいルイーザの親戚の赤ワイン囲んでの様子には心温まる。
子どもたちの拗ねてる感じ、親との複雑な関係、舞台での生き生きとした表情にセリフ、親から受け継いだ才能の披瀝など、子どもと若い人達の演技が素晴らしかった。熱い客席、割れんばかりの拍手、舞台裏、楽屋、稽古風景、台本、嫉妬と演劇改革運動(どの国にもあるんだな)とワクワクして見た。そして、セルヴィッロ(Toni)。さすが舞台俳優、ちょっとした表情の変化、堂々とした台詞の全てに圧倒された。Toniがスクリーンに現れたらもう釘付け💕そして映画と共に流れる音楽と歌の全部が美しく素晴らしかった。心に刺さる演歌の世界!
この映画も終演後は客席から拍手👏その後、ナポリの演劇状況と歴史と雰囲気、イタリア文学史とファシズムに絡めての説明トークがあって非常に参考になりました。ありがとうございます。
いい台詞がたくさんあったけれど一番気に入ったのは法廷でのToniの言葉:芝居にチャチャ入れて妨害したのは誰かからタダで切符をもらった奴らだ。芝居を大いに楽しんで笑った客達はみんな自分で切符を買った。
当ったり前じゃー!芝居も映画も自分で切符代を払って見に行かなきゃダメ。当然ですよね。