「面白かった ※追記有り」映画刀剣乱舞 黎明 パッピーじゃこサラダさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かった ※追記有り
色々惜しかった。観劇直後、SNSで見かけた「減点方式なら75点、加点方式なら5億点」がめちゃくちゃ的確で膝を打ちました。
脚本家違うならそりゃ作風も違うわな。
追記:2回目観に行きましたが、今回主人公が刀剣男士ではなく人間だからそう感じたのかも。(メディアミクス刀剣乱舞作品で人間が主人公なのは恐らく初めて)
あと1回観ただけじゃ情報量多くて処理出来てなかったので何回か観た方がいいです。スルメ映画です。
仮面ライダー好きな人は好きです。あと、前作「刀剣乱舞-継承-」は時代劇よりの少し特撮っぽい「ネオ時代劇刀剣乱舞」でしたが今回は「特撮版刀剣乱舞」でした。
山姥切長義めちゃくちゃかっこよかった。
殺陣は前作より更にパワーアップして帰ってきており、大変見応えがあってもちろんかっこよく楽しかった。剣戟の音も凄くかっこよくて監督が初日舞台挨拶で言っていた様に使い回しが1つも無く全て違う音で、より臨場感が増して良かった。
クライマックスシーンで他の本丸の刀剣男士達が沢山出てきて戦う所は胸熱でしたが、周りの見守ってるエキストラの方々はもう少し怖がって逃げる人や、怖くて離れつつも見守る人などもっと他の行動してる人がいて欲しかったです。刀剣男士それぞれの仮の主の所に登場するシーンはワクワクして良かったのですが、エキストラの顔をカメラに抜く時が女性ばかりで辟易しました。審神者は男性も居るので男性もカメラに入れて欲しかったです。
内容は、1番好きになったのはへし切長谷部とみつるさん(ギャルの子)ペアで最後のシーン含めて良いキャラクターで良い清涼剤でこのペアでドラマ観たいくらい面白かった。山姥切長義と各務ペアはもう少し各務さんのセリフと2人の掘り下げが欲しかったなぁという印象にでした。
山姥切国広・いぶきペアも同じような印象で、それがあったら最後の首斬るシーンの重みの感じ方ももっと違うものになっていただろうなと感じました。源氏兄弟・倉橋ペアは解釈一致で存在感ありつつも邪魔しない1番絵になってたペアだと思います。
1番メインストーリーの三日月・琴音ペアといぶきくんとの話がフワフワしてて没入感が無かった。後半の琴音ちゃんの鬼化したいぶきくんに「あなたの中の声を聴いて!」と語りかける所が「一般家庭でぬくぬく育った子が、物の声が聞こえることを差し引いても偉そうに語ってんじゃねぇ」と冷めました。10代~の若い子には響く所があるかもしれませんが賛否両論だと思います。
次の第3作に繋げたいので見に行きますが、それが無かったら1回観て終わりな作品でした。(追記:2回目観た方が面白かったです。どうして)ほんと時間が足りなかった。演出や技術・役者陣・は「映画」だったんですが脚本が「連ドラ」よりだったのが本当に惜しかったです。本当に脚本だけ!もし本当に連ドラだったら手放しで賞賛してたかもしれなかった。設定は面白かったから尚のこと惜しかった。あとちょっとホラー要素あったのはビビりました。ほんと一瞬なんですけどね。次は同田貫正国が遡行軍と一騎討ちするところとか見たいですね。小林靖子さんまた脚本に関わってくれないかな。