「不覚にも涙した」映画刀剣乱舞 黎明 小梅さんの映画レビュー(感想・評価)
不覚にも涙した
DMM勤務の友人のゴリ押しで、初動観客動員数を稼ぐためという何とも言えない理由で鑑賞。
原作を知らないので理解できない部分もありましたが、それを差し引いてもグイグイ引き込まれ時間を忘れて見入ってしまいました。結果としては大満足。
国営放送の大河ドラマですらCGで殺陣をごまかすご時世に、後加工を最小限にとどめた派手かつアナログなアクションと最新VFXの違和感ない融合、そして特撮全開の敵の爆発四散(笑)、これだけでも劇場の大スクリーンで観る価値ありです。
勢いで押し切る荒唐無稽な内容かと思いきや、冒頭のシーンが妙に生臭いリアリティを作品に与えていて、大御所役者陣の使い方の上手さに唸らされました。対照をなす酒呑童子や女子高生ら若手の清廉で初々しい演技も秀逸。
決戦のクライマックスでは、お約束と分かりつつ思わず涙が…。
初見の方は刀剣達の奇抜な衣装や髪形にびっくりするかもしれませんが、役者達が人間離れしたイケメンなので、見終わる頃には慣れます(笑い)
ともあれ予想外の収穫。繰り返し観たいと思える作品です。
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