「彼はなぜ42人を殺したのか」ロストケア にゃに見てんださんの映画レビュー(感想・評価)
彼はなぜ42人を殺したのか
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感想
松山ケンイチ、長澤まさみ、初共演の二人が入魂の演技で激突する社会派エンターテイメント。
第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作を、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」、「そして、バトンは渡された」の前田哲監督が映画化。
殺人犯VS検事 運命の激突ー。
自分はまだ安全地帯にいる側ですが穴の底を這う側を考えると観ていて苦しく辛かったです。
高齢化社会、介護を巡る事件と考えさせられる社会問題です。
綺麗事や正論では解決できない難しい問題です。
家族は絆にもなるし呪縛にもなる。
喪失の介護、ロストケアの斯波宗典は殺人者なのか救済者なのか…
個人的にはちょっと斯波肯定派です笑
松山ケンイチと長澤まさみのお互いの正義をかけた激突は見どころかと思います。
柄本明の脳梗塞で身体が不自由&認知症の演技は印象的すぎました。
※人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい マタイによる福音書7章12節
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