劇場公開日 2023年3月24日

「誰かを救う事は自分を救う事と同義」ロストケア 白黒猫畜生さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0誰かを救う事は自分を救う事と同義

2025年1月21日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

ロストケアを救いと思う派と思わない派では、
自分は救いだと思う派だった。
自分が酒井美紀の立場なら同じように救われたと思う。
認知症の母の立場でも娘を救ってくれたと思える。

長澤まさみと松山ケンイチ両者ともが"殺人犯"なのだとしても、司法が整っていて何を殺人罪とするかの基準があるのだから、その一線を越えてはならない。

裁判で犯人を憎む家族が傍聴席に居たのだから救いは失敗しているといえる。

キバは実の父の殺害以外は、自分を救うために殺人を犯していたのだと思った。
自分の行いを肯定し続けるための身勝手な殺人だ。

安楽死を選択肢に入れられたら救われる人はたくさんいるということか。

白黒猫畜生