「終活してぽっくり死にたい」ロストケア ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
終活してぽっくり死にたい
長澤まさみちゃんが見たくて何も知らずに鑑賞。え。思ったより重かった。。2日前にMER観て「死者ゼロ!」良しっっ!ってやってたのに(╹◡╹)
大友(長澤まさみちゃん)検事だし加代さん(藤田さん)あんな高級老人ホーム入れるよね。欺波(松山さん)介護士で安月給だよね。あの白髪はやり過ぎだけども、勝ち組負け組の話しかな?って思ったら。それにとどまらず。。。加代さん女手一つで保険のセールスでお金貯めて自分で入った言ってたけど、どんだけ稼いだんよw娘も検事にしてるしwって、ちょっとふざけないと触れるのがしんどいです。。
私が父子家庭で育ち、実妹は少しハンデがあり信じられない事をしでかすので疎遠気味です。わかっていても続くと怒りが抑えられません。そして初めての妊娠中に義母の介護、看取りを経験しました。家族、絆、呪縛、見たいもの、見たくないもの。。突き刺さるワードが多く辛いシーンが続きます。大友、欺波の掛け合いもお涙頂戴的な感じでなかったので、フィクションを見ているかの様でした。正解がわかりません。。殺人は絶対だめなんだけど。。何なら欺波間違ってないのかも。と思ったり。。でも裁判で戸田さんが叫んだとこで、心が少し戻りました。介護中は死んでくれって思ったかも。死んでしまったけどホッとしたかも。でもやっぱり他人に殺されたっていう事実には怒る感情。人間的。一方で酒井さん。介護から解き放たれて安らぐ時間をもてた。現実味がある。やすナイス^ ^
自分が将来寝たきりとかボケたら安楽死したいなって思うけど(出来ないけど)もし父ならば、、1日でも長く生きて欲しい!と思う矛盾。もうそれは本人がどう思うかじゃなくて自分の気持ちが優先になってしまうと思う。正作さん(柄本さん)は殺してくれって頼むけど。わかるけど!欺波の事を思ってだし、このままじゃ共倒れ確実だし、自分もはっきりした意識のまま死にたい。って。わかるけど!子供にその選択をさせないでおくれよ泣泣 と、もう私では正解はわかりません。。
そんな正作さん演じる柄本さん!最近は息子さん達大活躍だけど、父ここにあり!で見事でした!足立由紀さん(加藤さん)はなぜそーなったw
コメントありがとうございます。
世代によって立場によって変わる作品なのだとレビューを読んで改めて感じました。
斯波のあの一言に、正直ホッとしたのです。彼の主張が間違いではないと思えていたから。でも決断するにはハードルが高すぎて…彼が決断出来た要素の一部を垣間見たようでした。
答えがないからこそ、考えねばいけないと、見応えある作品でした