「メッセージは響くが、映画としてはひねりがない」ロストケア ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
メッセージは響くが、映画としてはひねりがない
誇張しすぎともいえる介護の苦労や悲惨さにより、観ていていたたまれない気持ちになり、自分に照らし合わせて考えられる。また、正論を振りかざす主人公を論破するさまは半ばスカッとするとともに、長澤まさみは見事なやられっぷりな演技である。
ただ、映画としては、いささか表現がストレートすぎるし、こうしておけば響くんじゃないかというのが見え透いて興ざめもしてしまう。
絆とかの話をするのであれば、もっと丁寧に描いてほしかった。
主演2人の迫真の演技はみもの。
2023年劇場鑑賞63本目
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