劇場公開日 2023年3月24日

「役者の凄みと映像の巧みさ」ロストケア クメールさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0役者の凄みと映像の巧みさ

2023年3月25日
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鑑賞方法:映画館

マツケン、柄本明、長澤まさみの演技がなんといってもすごいです。
怒りやもどかしさ、絶望や救い…などなど、その1つひとつの表情に引き込まれます。やりとりの中でこみ上げる想いがあふれてる、って感じです。すごいです。見る価値ありますね。

あと、映像がうまいなぁと。4つの鏡に写す、2人の顔をスライドする、面会のシーンの反射したというか顔を並べる。きっと、もう一度見ると、また違う見え方になるんだろうなぁという深みがありました。

もちろん、ストーリーは考えさせられる内容で、重みのあるものでした。

少し引っかかったのは、あの娘のその後をチラッと見せたのは必要か?です。あの一場面だけ、なんの説明もセリフもない。どうしてああなったか、想像はつくけど、それにしても必要なのか?とモヤモヤしました。

クメール