「CIAも地に落ちた」オールド・ナイブス 127便の真実 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
CIAも地に落ちた
クリックして本文を読む
アラブ過激派によるハイジャック事件に関わったCIAウィーン支局の内部調査映画、てっきりスパイ映画だろうと早とちりしてサスペンスやアクションを期待してしまったがとんだメロドラマでした。
一応、サスペンス調ではあるが謎が解けても爽快さは微塵も無い。
そもそも私情を挟んではいけない稼業なのに職場恋愛という設定を持ち込んで何が言いたかったのか、キャスティングも美男美女カップルと言う訳でもなく彼女はアフリカ系で8才も年上と言う異色のカップル、糞くらえボンドガールということか、それにしてはやたらベッドシーンが多いのも頂けない。
昨今のスパイ映画もネタが尽きたのかダニエル・クレイグの007シリーズをはじめ、やたら人間臭いメロドラマ調なのは淋しい限り。
脇の甘い仕事で弱みに付け込まれ大勢の犠牲を出した挙句、毒殺して証拠隠滅とはCIAも地に落ちたものです。メッセージがあるとすればこれでいいのかCIAということでしょうか・・。
コメントする