「大海を前にしたアマガエル」ミューズは溺れない Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
大海を前にしたアマガエル
絵が好きだけど上手く線を描けないことに悩む美術部員の主人公と、上手く描くけれど自分の殻に閉じこもる同級生と仲間たちの話。
溺れる朔子を描いた光に次の作品のモデルになって欲しいと頼まれて、断ったのに記者の取材時に勝手にモデルと発表されて…。
やりたいことを上手く表せない朔子、友達から本心を話してもらえず疎外感を覚える栄美、自分の思想や性格は理解されないものと考える光を主に、それぞれをみせながら近付きすれ違いぶつかって、互いの感情の奥底にあるものを晒して行く展開で、いや~青春ですね。
勿論美術部のお隣さんもそれはそれで青春だしねw
自分に出来ることは?自分の可能性は?自分はどんな存在?将来の自分は?と不安の中で藻掻く高校生達がむず痒くて爽やかだった。
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