警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件のレビュー・感想・評価
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日本警察優秀だと思います。
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2000年実際に起きた事件を
当時、捜査を担当した刑事たちの視点で
捜査状況などを振替えったドキュメンタリー
日本警察の検挙率と言えば
重犯罪となると93.4%にもおよび
世界ランキングでも堂々9位に位置する。
(イギリスは37位、ちなみに1位はアイスランド)
とはいえ、この失踪事件に本腰を入れて
捜査にあたった理由と言えば、ルーシーさんの
父親が来日したこと、マスコミをうまく利用したこと
当時の英国のブレア首相にも働きかけた点が
大きく影響しているとは思います。
本当に地道な捜査を根気強く続けた警察には
脱帽ものです。
本作内で犯行内容については多くは語られていません。
それでも、犯人が如何に卑劣な犯行に及んだのか
感じ取る事が出来ます。
驚くことに、自供を全くしないため、約400人もの
女性が暴行被害を受けており、
またその中の9名は薬物の過剰摂取などで
死亡させているにも拘わらず、判決が無期懲役である事。
(死体損壊・死体遺棄罪)
いまもなお、どこかの刑務所でノウノウと息をし
生きているかと思うと、9名の被害者ならびに家族にとって
これほど悔やまれることはないと思います。
ラスト、捜査にあたった当時の担当刑事たちが
20年以上も前のこの事件に対し思いをはせ、
いまもなお遺体発見された日にその場を訪れて
お線香と花を手向け祈っているとの事。
この事件に対する彼らの思いがヒシヒシと伝わってきます。
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