劇場公開日 2022年6月24日

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「男兄弟の荒っぽい掛け合いがツボ」母へ捧げる僕たちのアリア ちゃっぴーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0男兄弟の荒っぽい掛け合いがツボ

2022年6月29日
iPhoneアプリから投稿

女姉妹で育った私には、男兄弟の乱暴で荒っぽいコミュニケーションに胸キュンしました。
ガチで血を流す喧嘩したりするくせに、弟愛が強かったり、みんなで協力して寝たきりの母親の面倒看たり。
まともに働いてる兄はいないので、14歳の四男まで、働いて(フランスは14歳でバイクOK?)生活費を稼いでいる。
この男兄弟の4人のキャラがすごく立っていて、特に荒くれ者なのに実は優しく男気のある長男と、末子で弱々しいイメージだが、荒くれ者の兄たちを上手く交わして、好きな歌に目覚めていく主役の四男が良い!将来この子は世渡りが上手そう。

移民生活の厳しさの中で、彼らにどんな未来が待っているのか。ラストは明るい未来の確信は持てないまま終わったが、新しい世界を切り開いていける予感を残していて、出来過ぎのラストより自然に思えた。

ところで、音楽の先生、何故あんなに色っぽい服装で学校来てるのか気になった。フランスでは普通なのかなあ。

ちゃっぴー