劇場版 Gのレコンギスタ V 死線を越えてのレビュー・感想・評価
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完結!
怒涛の戦闘の連続でハラハラドキドキで展開されるMS戦と散っていくパイロット達
遂に完結!無事完結!
アイーダ・スルガンの可愛さ!もっと前面に押し出して欲しかった。
血縁関係からヒロインではなくお姉ちゃんになった事で魅力を下げられた感じが否めない
成長したと言うべきだろうか
【ノレド】
置いていくんじゃない!と心の中で叫んだ!嘘だろぉと彼女の悲しむ姿は見たくなかった。
ベリルが自分の中で好感度だけは下がっていくのを止められない
正直、彼女も十分可愛いのを認識させられたのはアイーダ・スルガンがお姉さんだと
わかった後です。ヒロインとしての彼女は常にベルの事を支えて行動していた気がします
彼女の恋は負け戦かと思っていた時期が私にもありました!
諦めるにしても付き合うまで見届けてからとか、ベルの事が心配だからとか
色々悩んでいたと思います。それでも追いかけ続けてヒロインとして
『最後まで支えてくれて、ありがとう』と言いたいです。
ベリルが私個人が好きかどうかは別として、やっぱりノレドには幸せになって
欲しかったので良かったです。
最後はベリルと会ってから、もうちょっと会話が聞きたかった!
【クリム】
正直カッコいい、ミックを気づかい後退させるセリフ回し、自信家でありながらも
腕はしっかりしたエースパイロット。正直ベリルより彼が好きだったからマスク
も倒してくれないかと思いながら見てました。
【ミック】
可愛いです!めちゃ。死ぬんじゃないかとヒヤヒヤした!
クリムー!助けてあげてくれー!と心の中で叫んだ
【マスク】
正直、なぜか女性に好かれててモテモテで。言葉は通じない奴なんじゃないかと
思った。偏見がすぎる。TV版では和解したのだろうか。
【最後に】
富野由悠季の偉大さ、ガンダムの世界観それを表現してくれる人達が
作り上げてきた偉大な『ガンダム』を私は心から好きです。
AGEでさえ、うーんと思いながらもガンダムだから!で躊躇なくBDを買うくらい好きです。
これからもガンダムと言う作品を生きてるうちに見られるだけ見ていきたい。
【パンフレット】
どの作品にも言えますがパンフレットは電子書籍版も発売して欲しい。
パンフレットを毎回劇場で買うけど保存も大変。電子書籍化したら助かります。
本当に書きたかった事
TV版ではイマイチ目的が判らなかったベルリやアイーダ達メガファウナ海賊集団の意図と立ち回り目的が冒頭でハッキリ語られたお蔭で各艦隊の意図がはっきり判るようになり、スッキリあたまの中に入ってきました。あとはTV基準のままですが難解さがない分集中できます。
そしてTV同様の決着の後、後日談に書き足した事が本当に富野御大が書きたかった事じゃないか なと思います。戦争が終わって全てが終わりじゃない。これから自分でどうするかは自分で考えろというメッセージを受け取りました。そしてGセルフの戦いしか知らなかったベルリは1人シャンクで世界一周の旅にでるのですが、そうは問屋が卸さないというかノレド頑張れですね。楽しい旅をと言う事で★4つ。流石にⅣ程のインパクトは受けなかったです。しかしラライア、戦闘食はおにぎりですかというかこの時代でもおにぎり文化があったというか出撃前にせっせとおにぎり握っていたのだろうか(汗)
Gレコ完結!!
TVシリーズの2話分を解釈をひろげて解りやすい内容に構築!最高でした。
①MS戦…迫力満点!G-セルフ…カッコいい!
②キャラクターも解りやすく掘り下げられている!生き生きしている!
③ストーリーも最後は、ベルリとノレドが大団円の終わり方に大満足です!
富野ガンダムは、やはり良いー!
これは子供達へのメッセージ
「子供たちへ送る未来へのメッセージ」
この劇場版の1作目のポスターの
コピーですがこれを最初見たときは
「んなこと言っても見に行くのは
自分みたいなガンオタのおっさん
ばっかりだろ」と思ってました
ですがこの5作目まで見終わった今
この意味が分かった気がします
齢80歳になる冨野さんにとっての
子供たちとはより幅広いものだと
ザンクトポルトまで見て帰ってきた
メガファウナ一行のベルリとアイーダは
世界の仕組みの全てを知り
宇宙の人類と地球の人類の思惑を
食い止めるために奔走する中で
Gセルフに託された強大な力の意味
親代わりの存在の本性まで
直面することになっていきます
戦いへの欲求が抑えられない
アメリアやキャピタル・アーミィ
憧れつつも地球人を恐れ身構える
トワサンガやジット団の面々
宇宙勢力の実力を図り
野心に利用するマスク達
仕込むだけ仕込んで
誰が生き残るかを高見しようとする
クンバ大佐ことピアニ・カルータ
戦闘的には大混戦になります
このへんがTV版ではわかりにくいと
酷評された点だったと思います
そもそもガンダムの世界で最も
大規模だった戦闘は初代のみで
大局に翻弄される感じが
色濃かったですが
それ以降は紛争レベルの規模
裏切りや造反による現場の混乱
などはよくあった事で
主役たちの意思が前面に出た
主体的なラストは名物ですら
ありましたから
よくよく考えるとそんなに
特異なものでもありません
逆に初代のほうが
ガンダムシリーズ全体では
特異なとこがあります
今作のメッセージは
宗教などで覆い隠されてきた
世界の秘密を自分の目で覗こうと
する勇気の大切さを伝えたかった
のかなと感じるところです
振り返ると今作の世界観は
宇宙から来る人類とテクノロジー
という点では「∀ガンダム」が
下敷きなのかなと感じます
そして∀では地球の人類を
あまりに旧世代に描いたことで
そんな時代のソシエらが
カプールらを難なく操れて
しまった点でいやがおうに
起こった違和感を
「近代的なとこまで進化した文明
なものの宗教的な背景が浸透し
タブーとして存在する世界」
として解消し
すごく今の時代に近い感じに
なっていると思います
近代の世界は経済的な交流
ネットの普及などで国民同士が
互いを知るうちにデメリット
が比較的理解されるように
なり戦争に否定的な意見が主流に
なりましたがそれは過去の
凄惨な世界大戦の経験が
そうさせるものでした
そして近代においても
戦争を是とする国家においては
情報を統制しコントロール
する事でイデオロギーを
意図的に作り出す
プロパガンダを依然
行っています
本当はそうではないと
わかりつつもです
Gレコの登場人物らは
あたかもネット社会の若者
のように理解が早く
だいたい互いの考えを理解
しつつ動いています
マスクはマニィが間に入って
パララがムキになったまま
戦っている事もわかっているし
マニィがマスクを立てようと
ベルリに戦いを挑んでくる
ところもベルリは理解してる
恐らくマスクはベルリが全然
悪い奴じゃないこともわかって
いますがクンタラの誇りのために
名を挙げることを思い立って
頑張ってきた自分を抑えられない
葛藤などまたひとつ人が戦いを
抑えられない部分が
よく表れていました
ベルリはベルリでGセルフの
あまりに強大すぎる力をなるべく
使わないように戦乱を治める
というこれまでのガンダムの
主人公からはまず考えられない
難解なことをやろうとします
アイーダはグシオンの死も
相まって葛藤しつつも
メガファウナの指揮を執る
など才能を発揮していきます
(がちょっとポンコツな
かわいらしいアイデンティティが
なくなっちゃってる気もしますが)
恋敵と思ったアイーダが姉弟だった
と知ってからのノレドには今回で
素敵な結末が追加されています
前述のとおり子供たちへの
メッセージになるのか?という
疑問に関しては確かにどの回も
自分を含めガンオタのおっさん
ばっかりでした
でもじゃあ初代ガンダムは
そもそも子供向けのアニメの
体裁をとりつつ結果的に
大人たちをも夢中にする
骨太な作品だったじゃないか
とハッと気が付きました
作品として残り続ける限り
年代を変えて見るたびに新たな
発見があればそれでいいのだと
思います
冨野由悠季監督の新しい事に
アンテナを張って今の時代に
合ったものを作ろうとする意欲は
頭が下がるばかりです
TV版の消化不良感をこうして
解消できてよかったと思います
個人同士がプライドやサクセスを
かけてやる戦いはどんどんやれ
それをつかめ
だが国家同士が持ちうる最大の
リソースでそれをやれば
悲劇と憎しみしか生まないぞ
というのが富野さんの平和への
願いなのかなと思いました
テレビ版を補完する映画。
早速公開初日にスタッフトーク付きを観に行って参りました。
このために就業時15分前に幽霊のようにすーぅっと退勤です。
先週、タイミング良くⅣを劇場で観れて、その後おさらいにもう一周してからの今作。
前回の後半が色々と改変されていて、今回もどうなるのだろうとワクワクして着席。
テレビ版は後半は勢いがあったものの、いまいち敵味方が分かりづらく、それでいて途中でぶった切って終わるため、キャラクター達のカタルシスが無かったように思えたものの、富野由悠季監督は丸くなったのか、最後に優しい終わり方をしてくれました。
ちなみにあれはゴビ砂漠だそうです。
皆殺しの富野とはよく言われたもので、今作は10分に1人死ぬ感じで、今までの登場人物が散っていきます。
テレビ版で貰い事故で谷底に落ちて死んだ黒幕のひどい死に様はそのままで、それぞれの正義を貫いただけの人物達は生き残るのが富野節。
もちろんそこには尊い犠牲があるわけで、それを乗り越えてのレコンギスタ。
前作クライマックスの様な激戦は無いものの、テレビ版をブラッシュアップさせた効果のお陰で全体的に1ステージ上がった形で2度3度観る度に、富野由悠季監督の狙いが見えてきて面白いと思います。
最後はドリカム。
こうくるかぁという終わり方で、富野由悠季劇場は一旦の幕を下ろしますが、余韻はひとしお。
さらに、今回は劇場鑑賞者への御褒美として劇場限定のBlu-rayも販売。
自治はこれが一番熱いと言っても過言では無いかも。
これからそれでおかわりしてきます。
p.s. Gレコ公開なのに、Gレコのガンプラ再販しないなんて、責任者怒らないからちょっと来なさい。
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