線は、僕を描くのレビュー・感想・評価
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何とも清々しい
水墨画の世界をテーマとした青春作品。
これはすごい、冒頭のエピソードで鳥肌が立ちました。
あと絵がすごい綺麗で、光の加減とか入れ方が好きです。
それと最初っから音楽が良く、その音が実に子気味良いんですよ。
あと江口洋介ですね。その位置が某兄ちゃんみたいで面白かったです。
主演の横浜流星も意外な一面が見れて良かったです。
個人的にすっごい印象的だったのが「僕は君に怒り心頭だ!」の一幕。これはすごい良いシーンだった。
喪失からぬくもりに触れ、段々と自身と向き合うことができ、気づくと家族とも言える人達が周りにいることを知る。
何とも清々しい人情青春物語でした。
GACKT
俺にも描けたら良いのになぁ
江口洋介が持ってったーー!
三浦友和は、いい人なのだと思うが
いい役者かと言うと うーん、、、と思う私である。
百恵ちゃんのご主人、それがすごく彼のクオリティを上げちゃってるというか、、失礼な言い方で申し訳ないです。
息子(次男)の方が 最近 余程良い。
役者って 努力とか 善良とか
そういうんじゃないんだろうなあ。
この大先生の役だってね、なんだろう、、声が若過ぎるというか 、、違和感が拭えない。
白髪頭が取って付けたようにしか見えないし、国宝級の人物としての重みを感じ取る事が出来なかった。
横浜流星
彼も ちょっと苦手です。
(竜星涼も苦手)
「私たちはどうかしてる」という泥臭いドラマに出てた事が原因なのか。
相手役の浜辺美波は「私の娘は彼氏がいない」で私の中では回復し その後 朝ドラ らんまん で好きな女優さんになってしまった。(神木隆之介も大幅にランクアップしてしまう)
こうやって考えると、どういう作品に出るかどう解釈して演技するかってすごく重要なのだなあと思う。
これは小説なのか漫画なのかの原作があるらしい。
とても評判の良い原作のようだが、映像化の評判もいいらしい。
それでも 私には 映像化したこの空気感が あまりつかめずに見終わった。
線の先にあった
ここ数年で1番好きな邦画
結びまでとても美しい映画
日本画や日本の美しさ、日本の情景の美しさが全面に描かれた映画。
全体を通して、しずかに流れる時間が心地よかった。
家族の不幸をきっかけに時間が止まり、なににも気力を見いだせなくなっていた主人公が、水墨画を通して…というよりちあきさんの椿の絵を通して、再生していく…。その様子が、無駄な演出や過剰な演技等々なく静かに淡々と描かれていくのがよかった。でも、イキイキと筆を運び始めるところは、爽快な演出、音楽でよかった!
先生が型にはめて教えようとしたり、1から100までを語ろうとはしないのがとても渋かった。
でも…個人的にヒットしたのは、兄弟子さんの方。性格の素敵さがにじみでているし、彼が手を合わせるシーンはとても美しい。楽しそうに、イキイキと描くシーンもとても素敵だし、急な出来事にも慌てずに対応できていたのがかっこよすぎた…!
「みんな、命とか難しいことを言うねぇ」なんてのんびりと言いながらも、命や自然と寄り添おうとする姿勢が素敵だった。
水墨画はその人自身を如実に表す…。
「僕はちあきさんの絵が好きです。」「私も、青山くんの絵が好き。」は、もう告白じゃないですか!「あなたが好き」というよりも、色気があるいうか…(?)美しくも色気がある言葉だなぁなんて思った。素敵!
結びの展開も、エンドロールもとても美しかった!
「想像していなかった。真っ白なキャンパスにある無限の可能性を。僕はそこに線を描く。そして線は、僕を描く。」
再生の物語
家族を亡くした喪失感からの水墨画を通じての再生ストーリー。 水墨画...
奈落からの再生青春ドラマ
水墨画という、常人にとっては何だか縁遠くて高尚な芸術の世界に、偶然踏み込んだ一人の青年が、その魅力と奥深さに魅了され、それまでの生き方そのものをリセットしていく青春ドラマです。
百人一首を題材にした『ちはやふる』のような、芸道に全力を懸ける青春熱血ストーリーのような体裁をとりながら、実は無気力・無表情・無感動という主人公の精神の奈落の日々からの再生の物語です。
本編巻頭での主人公の寄せアップの長回しは、いきなりの映像としては違和感があるものの、これが本編を通じた伏線になっていることがラストで分かってきます。
徹底して主人公・青山霜介の一人称で描かれますので、主人公の視野にないエピソードは一切出て来ず、映像は忠実に主人公の日常行動に従って展開します。そのため話が非常にシンプルに進み、観客は青山霜介の日常に連れ添い疑似体験していきますので、スクリーンに自然と没入していきます。
水墨画という馴染みのない深遠な世界を殊更に解説しようとはせず、基本に触れつつも決して理屈っぽくなく、誠に取りつきやすいものとして描いていて親近感が持てます。特に人間国宝の水墨画の巨匠・篠田湖山に扮する三浦友和の、飄々として気さくで人当たりの良い、けれど根は頑固で教え下手の無器用なキャラクターが、水墨画という壁を低くしてくれます。
ラブロマンス、アクション、サスペンスといった要素は一切なく、芸道ものによくある、芸を極めるために不休不眠で刻苦精励するような悲壮なシーンも少なく、穏やかで淡々としたリズムで進みますが、それが却って奈落からの再生を際立たせます。
主人公を演じた横浜流星、兄(姉?)弟子の清原果耶、互いに紆余曲折しつつも一つの道を究めようとする、それぞれの青春像を爽やかに演じました。
ラスト二人が描く水墨画のカットが続く中、本作の重要なモチーフでもある、本来モノクロである水墨画の椿の花が、私にははっきりと鮮やかな赤い椿に見えました。
水墨画に魅了
あまり観ないジャンル。でも横浜流星と清原果耶、推しの若手2人が出るんだから観なければ!
家族を失った喪失感から水墨画に目覚めた青年が周りに支えられながら成長する姿がとても清々しく描かれていて、水墨画の美しさにも魅了され、観賞後に爽快感をかんじられる。
ソウスケが湖山先生に見出される場面は、映画ならでは、実際にそんな恵まれたことはほとんどないだろうが、そんな出会いや友達も優しい。
見所は湖山先生と湖峰さんが描く場面。湖峰さんが先生の代役で龍を描く場面、Tシャツを筆がわりに、とてもカッコ良い場面。あれは画家の小林早雲さんが海外で筆を持っていなかった時にいきなり壁に描いてくれと頼まれて着ていたTシャツを脱いで描いた事があったらしい。凄いなあ。
主演2人の他、ベテラン勢の演技ももちろん素晴らしく、水墨画にも興味を持てた良作でした。
横浜流星くんの静かな演技が新鮮
一言「劇場で見ても、良かったかも」。
やさしく心に入り込む作品でした
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