「水墨画の世界に魅せられる、上品な青春映画」線は、僕を描く 流星の水菜さんの映画レビュー(感想・評価)
水墨画の世界に魅せられる、上品な青春映画
大阪に公開記念舞台挨拶で清原果耶ちゃんが来てくれると知って、ダメもとで申し込んでみたら、なんと当選!キャストが登壇する舞台挨拶って初めて行った。席は遠めだったけど、果耶ちゃん、いっぱい手を振ってくれてた!感激すぎた。
舞台挨拶に行くと決まるより前に、水墨画のお稽古をしてる祖母とこの映画を一緒に観に行く約束をしてたので、2回映画館で見ることになった、けど、2回目見ても確かな満足。果耶ちゃんのあの美しい水墨画の画伯姿を見られるだけで眼福って感じだった。
ちなみに、いつもは文句の多い祖母だけど、映画見終わったあと「良かった」って言ってて、なんか嬉しかったな。
湖山先生と湖峰先生の大きい作品描くシーンは圧巻で、撮り方上手くて実際描いてるみたいな迫力に圧倒された。湖峰先生、自由に生きてるあの感じであんなすごい絵描けるなんてカッコ良すぎ。霜介役の横浜さんも良かったな。あの水墨画描いてる時の子供みたいなキラキラした目ね。表情だけであそこまでギャップ出して表現できるのすごいよね。
ストーリーにそこまで新鮮味は感じなかったけど、冒頭の椿絵を見て霜介が涙してた理由が分かったとき、その切ない伏線にぐっときた。ストーリーに起伏が少ないって意見もあるみたいだけど、私は鑑賞後感良かったし、エンドクレジットまで水墨画がいかされた演出でまんまと水墨画いいなぁって感じさせられてたし、すごく好きだった。
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