「大切なのは「迷いを消す」こと」線は、僕を描く sakusaku48さんの映画レビュー(感想・評価)
大切なのは「迷いを消す」こと
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いい映画だなぁと、素直に思った。
トラウマを抱えて前に進めないでいる主人公。
水墨画の大家という偉大な祖父の血を受け継ぎながらも、画に自らのオリジナリティを見出せずにいるヒロイン。
共通するのは、自分が置かれた立場に対する迷い。
あの時、こうしておけば現実を変えられたのに、とか。
いまの自分を受け入れて前に進むには、どうすればいいんだろう、とか。
けれど水墨画が答えをくれる。
才能や技術だけでなく、心のうちを素直に描くのが、水墨画の本質だから。
過去と向き合い、現実を受け止め、迷いは消える。
その結末はぜひ劇場で確かめてみてください。
迷いつつも、自分の色を出そうともがくフリーランスの自分には、とても心に沁みました。
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