「やはり、チグハグ過ぎるフェイクは僕の肌に合わない。」ドンバス マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり、チグハグ過ぎるフェイクは僕の肌に合わない。
僕はドキュメンタリー風のフィクションを絶対に否定して来た。
しかし、残念ながらこのフィクションは戦争前夜の出鱈目な話。従って、予見になる。そして、この映画は
見ていてチグハグで、不快ささえ感じる。つまり、そこがこの映画の狙い所なのだろう。
傑作にしたい所だ。だがしかし、この戦争が個人の愚行(プーチンや親ロシア派の欲望)のみで起きたとする見解にたてば、社会学的に傑作と称されるだろうが、実はこの戦争は2018年の段階で、必然だった(絶対に起きる)のである。そう考えれば、双方のナショナリズムを煽っているようにも見えて、寧ろ、戦争を早めた。若しくは、戦争の永続性を確固たるものにした。とも見えてくる。
もっと、別の表現方法を取るべきだと僕は結論付けたい。戦争は人々のイザコザではないからだ。侵略する側とされる側に別れ、侵略する側がやめない限り、戦争は終わらない。どんな方法をとっても戦争は終わらせなければならない。
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